昨日のわたしは今日のわたし。そんなことは当たり前。でも，自分のからだをつくっている素材は，絶えず入れ替わっているという。
放射線元素を含むアミノ酸を摂取する。吸収分解されて，エネルギーとして使われ排出されると思っていたら，何とからだのあちこちに，そのアミノ酸が分散していったらしい。つまり，からだをつくる素材として利用されているのだ。
人間のからだを構成する素材は，このように絶えず入れ替わっている。今日のわたしは昨日のわたしとまったく変わっていないように思えるが，ほんとうはあちこちで部品の取り替えがなされているのだ。ずっと継続して思考しているつもりだが，それを行っている脳も，このように絶えず変化しているのである。
なかなか興味深い話である。
