texliveのインストールでエラー 原因はMinGWだった

会社のMac mini,自宅のWindowsPC,MacBook Airには,すべてtexliveがインストールされている。その中で,WindowsPCだけバージョンが古く,texlive2018のまま。
去年,texlive2020をインストールしようとしたが,エラーが出てしまってどうにもならず,そのままになっていた。

自宅に持ち帰った仕事をやろうと,会社でつくったTeXファイルを,自宅のWindowsPCでタイプセットしようとしたらエラー。そこで,もう一度,texliveのアップデートにチャレンジ。でも,去年と同様,エラーが出てインストールできない。

今度は冷静にエラー内容を確認。さらに,ネットで調べてみたら,原因はMinGW(Minimalist GNU for Windows)にあることがわかった。

エラー内容は「untar failed for ...」と,tarファイルの展開にことごとく失敗していた。おそらく,インストーラーが期待しているコマンドとは異なるもの,たぶんMinGWのコマンドで,展開をしようとしているのだろう。PATHからMinGWに関わるものを削除したら問題なくインストールできた。

私のように生半可な知識でMinGWをインストールしているものには,なかなか困難な問題だったので,記録しておくことにした。

以下のサイトに感謝。

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Error installing latest version of TeX Live on Windows 10

雨上がりの花壇

今日は雨が降るという天気予報だったが,車が黄砂などでひどく汚れていたので,簡単に水洗いした。きれいになったと思ったところでポツリポツリと雨。
午後には本格的に降りだしたが,午後3時過ぎには上がっていた。花壇の植物には雨水が付いていた。

α7C+TAMRON 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2は,深度が浅いのと,ブレやすいのとで,クローズアップは簡単にはきれいに撮れない。


ちょっと家を出て近所のアジサイ。もっと雨水が付いているかと思ったら,それほどでもなかった。

こういうクローズアップは,OLYMPUS Tough TG-5と撮るのが簡単だ。








unicode-mathの利用

unicode-mathについて

unicode-mathは,XeTeX やLuaTeX で,Unicodeの数学記号を利用して数式を組むパッケージである。たとえば,数式のxは,このパッケージを使わない場合はU+0078の文字,このパッケージを使った場合はU+1D465の文字が使われる。U+0078はテキスト文字であるxのコード,U+1D465は数式文字(斜体)であるxのコードになる。このパッケージを使わない場合は,フォントを取り替えて斜体xを表すが,このパッケージを使う場合,フォントがもっている数式文字の斜体xを使うことになる。

したがって,Unicodeの数式記号にグリフが登録されているフォントが必要で,いまのところ,そのようなフォントは限られている。

数式組版に使用する文字コードが異なるため,組み上がったPDFから,文字をコピーアンドペーストしたときにも違いが出る。対応したフォントで表示すれば,数式がある程度再現されるが,フォントに数式記号のグリフが登録されていなければ,その部分は文字が表示されない。

まだメリットはあまりなさそうだが,将来に期待して,私はこの環境を使おうと思った。ただ,このパッケージを使うと,数式フォントでbold,SansSerif,bold SansSerifを切り替えることが簡単にできる。この点は気に入っている。

簡単な設定例

Latin Modernを使うなら,このフォントがデフォルトなので,次のようにするだけで,unicode-mathを利用できる。

\usepackage{unicode-math}
\unimathsetup{math-style=ISO,bold-style=ISO}

STIXフォント

STIXは,Scientific and Technical Information Exchangeの頭文字で,科学技術系の情報交換用のフォントである。ライセンスフリーであり,アメリカのおもな学会も,このフォント事業に参加しているという。TeXとも相性がよさそう。

Timesがベースのフォントであるため,Century系のフォントが中心である日本の数式組版から見ると,やや異質なところもある。ただ,小文字のvの斜体で,底の部分が丸くなっているため,ギリシャ文字\nuと見分けがつきやすくなっている。
STIXフォントを利用した例を以下に示す。

STIXフォントでの指定例

いろいろと試行錯誤した結果,次のような設定に行き着いている。

\usepackage{unicode-math}
\unimathsetup{math-style=ISO,bold-style=ISO}
\setmainfont{STIX Two Text}[Ligatures=TeX, Scale=1.1]
\setmathfont{STIX Two Math}[Scale=1.1]
\setmathfont{STIX Two Math}[Scale=1.1,range={"1D454,"1D488},StylisticSet={2},script-features={},sscript-features={}]
  • math-style,bold-style:立体,斜体の選択が自然な感じがしたのでISOを指定した。
  • Scale=1.1:日本語に対して,英数字が小さい印象だったので,英数字のサイズを110%にした。
  • StylisticSet={2}:小文字gの斜体のデザインを変えるために異体字を使う指定にした。
  • range:異体字を使う指定をすると,小文字vも底がとがった字形に変わってしまうため,range指定して小文字gの斜体だけに限定した。
  • script-features,sscript-features:添字(上付文字,下付文字),添字の添字でも異体字を使うようにした。

この設定をして,数式中でregular,bold,SansSerif,bold SansSerifを切り替えることが簡単にできる。そのサンプルは次の通り。

luatexja-presetの利用(プリセットの定義)

会社ではDTP環境の整ったコンピュータ(macOS)を使っている。Adobe CCやMorisawa Passportがインストールされている。仕事では,モリサワのUDフォントを使うことが多くなった。そこで,自分用のプリセットmorisawaUDをつくってみた。

\usepackage[morisawaUD,deluxe,nfssonly]{luatexja-preset}
\ltjnewpreset{morisawaUD}{
	mc-l=A-OTF-UDReiminPr6N-Light.otf,  % 明朝体細字 \mcfamily\ltseries
	mc-m=A-OTF-UDReiminPr6N-Regular.otf, % 明朝体中字 \mcfamily\mdseries
	mc-b=A-OTF-UDReiminPr6N-Bold.otf, % 明朝体太字 \mcfamily\bfseries
	gt-m=A-OTF-UDShinGoPr6N-DeBold.otf, % ゴシック体中字 \gtfamily\mdseries
	gt-b=A-OTF-UDShinGoPr6N-Bold.otf, % ゴシック体太字 \gtfamily\bfseries
	gt-eb=A-OTF-UDShinGoPr6N-Heavy.otf, % ゴシック体太字 \gtfamily\ebseries
	mg-m=A-OTF-UDShinMGoPr6N-Regular.otf % 丸ゴシック体 \mgfamily
}
\ltjapplypreset{morisawaUD}

この定義を利用してタイプセットしたサンプルは次の通り。

Pr6Nのフォントを指定したが,jis90のオプションを付ければ,JIS1990の字形で出力される。

luatexja-presetの利用(原の味フォント)

TeXというカテゴリーをつくった。これから,TeXで試行錯誤したことなどを,自分用に記録していこうと思う。

まずは,luatexja-presetについて。しばらく前から,upLaTeXからLuaLaTeXへ移行した。luatex-jpパッケージを使うのがおもな目的だった。そこで,luatexja-presetパッケージを使って,日本語フォントの設定をしてみた。

原の味フォントの設定

\usepackage[haranoaji,deluxe,nfssonly,jis2004]{luatexja-preset}

プリセットなので簡単だ。オプションについては,次の通り。

  • haranoaji:原ノ味フォントのプリセット。
  • deluxe:明朝体,ゴシック体それぞれ3つのウェイトと,丸ゴシック体1つ,合計7つが使用可能にする。
  • nfssonly:LaTeX標準のフォント選択機構NFSS2を使って,複数の和文フォントを定義して使えるようにするらしい。deluxeで7書体を使う場合に必要と思って加えてある。
  • jis2004:可能な限りJIS X 0213:2004 の字形を使う指定。jis90とすれば,JIS X 0208:1990 の字形になる。

この設定で,次のようなフォントが使えるようになる。

family series font file
明朝 light HaranoAjiMincho-Light.otf
medium HaranoAjiMincho-Regular.otf
bold HaranoAjiMincho-Bold.otf
ゴシック medium HaranoAjiGothic-Regular.otf
bold HaranoAjiGothic-Bold.otf
extra bold HaranoAjiGothic-Heavy.otf

原の味フォントの例

次のように指定することで,7種類の書体を使うことができる。なお,実際のソースは,改行させるために1行ごとに空行が入れてある。

\mcfamily
{\ltseries この行は明朝体の細字指定。葛飾,蓬莱,煎餅}
{\mdseries この行は明朝体の中字指定。葛飾,蓬莱,煎餅}
{\bfseries この行は明朝体の太字指定。葛飾,蓬莱,煎餅}
\gtfamily
{\mdseries この行はゴシック体の中字指定。葛飾,蓬莱,煎餅}
{\bfseries この行はゴシック体の太字指定。葛飾,蓬莱,煎餅}
{\ebseries この行はゴシック体の特太指定。葛飾,蓬莱,煎餅}
\mgfamily
この行は丸ゴシック体の指定。葛飾,蓬莱,煎餅
\normalfont

これをタイプセットすると,次のようになる。


なお,オプションにjis90を指定すると,次のようになる。

ちょっと疲れている

この一週間,いろいろあってちょっと疲れている。肉体的と言うよりは,精神的な疲れだろう。

通勤途中の雑草。その中でも気になっていたタンポポが花を咲かせていたので,今日は写真を撮った。

地面すれすれのローアングルで,液晶も確認できないままの撮影だった。歩道で人がいたため,ちょっとためらわれたが,タンポポをねらっていることは明らかだろう。頑張って撮ってみたが,花が小さく,茎が長いため,花があまり大きく写らなかった。


今日もいつもより早め,午後7時前に会社を出た。まだ明るい。空に雲があってきれいだった。



最初の写真は,会社のビルの中から,残りの2カットは,会社を出てすぐのところで撮った。

TAMRON 24mmとNIKKOR 24mm

α7C+TAMRON 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2でまた撮ってみた。似たような写真ばかり。

比較のために,NIKKOR-N Auto 24mm/f2.8でも,近い絵柄を撮ってみた。記憶で撮ったので,けっこうずれてしまった。

もう一度,TAMRON 24mmで撮ったもの。かなりクローズアップできる。広角で大きなボケも楽しめそう。



これも比較のため,NIKKOR-N Auto 24mm/f2.8で撮ったもの。このレンズでは,ここまでしか近づけない。