医者が変わると見立ても変わる

昨年の8月以来,父は入院している。その詳細については,ここからに。最初の病院では,誤嚥による肺炎を起こしたため,食べることを避けていた。そこから転院した先は,新たな治療をする気配がなかった。ところが,先月移った病院では,少しずつ新しいことがはじまっている。
まず,歩行のリハビリ。8月以来寝たきりの父に歩行訓練をさせるという。可能なら,そんないいことはない。からだを動かすことは,さまざまな機能回復にもつながるように思う。少しでもうまくいけばよいと思う。
そして今日。誤嚥があり,肺炎を起こすと命取りだからと,口から食物ばかりか,水分も入れないようにしてきた。それを見直すらしい。口から食べ物を入れる練習をするらしい。まずは水を飲ませることから。医師はわずかに水を飲ませたようだ。口から直接ものが食べられるなら,これもすばらしいことだ。
もう10か月もたったからなのか。このような大きな展開は,あきらめていたものには驚きだ。どのような判断から,このような方針が決まるのか。医師が変わると見立てが変わるというのも,考えると不思議なことだ。