分離の法則を法則として学ぶことはないのでは。減数分裂がきちんと理解できていれば当たり前のこと。現象として発見したメンデルは立派だけど,いまさらそれを学習することに生物学的な意味があるのか。生物学はかなり進歩してきた。そのため,高校生物で学ぶべきことは多くなった。科学史的な学習をするほど,余裕はなくなってきたいる。
同様に,優性の法則も現象としてしか意味がない。しかも中間雑種もある。遺伝子がどのように働くかを知っているいま,これを法則といえるのか。
独立の法則を学んだあとで,連鎖と組換えを学ぶ。なぜあえてこんな混乱を招くことをするのか不思議。最初から遺伝子で説明すれば明解なのに。
ニュートンの万有引力の法則を学ぶ前に,ティコのデータを分析してケプラーの法則を学び,それを使っていろいろ演習をするようなものではないか。ニュートンの法則を学び,そこからケプラーの法則が導き出せればそれでよい。実際に,高校物理では後者の展開。
このことについて,もっときちんとまとめてみたい。