展覧会 岡本太郎

今日は女房と二人で,「展覧会 岡本太郎」を見に愛知県美術館に行った。

9時半頃家を出た。本当は,女房は着物を着て出かけるつもりだったが,あいにくの雨であきらめた。そのため,少しだけ早く家を出ることができた。
雨はわずかに降っていたので,私の傘を使って二人でバス停まで。栄に着いたときもまだ少し降っていたが,地下を歩いたので傘は不要だった。

10階の会場フロアまでは人が少なかった。エレベータに乗っている人も,私たちの他は一人だけだった。ところがすごい列。チケット購入と入場の2列できていて,それぞれの列の最後尾には,プラカードを持った人が立っていた。まずはチケット購入の列の最後尾に並ぶ。次に並んだ人が,プラカードを持って案内している人に,入場するまでにどのくらいかかるか聞いていた。30分くらいとの回答。思ったよりも早く入れそうだ。なお,地下2階のプレイガイドでもチケットは買えるらしく,そちらの方が早いとも案内していたが,30分くらいで入場できるなら,いまから移動するよりも列で待つことにした。

10時25分くらいに並びはじめて,入場できたのは50分くらいだったので,案内していた人が言った30分よりもわずかに早く入ることができた。

会場内は,それなりに人が多いが,作品の前は,人の流れによって混雑したり,人がまばらになったり。動画など一部を除いて写真撮影もOKだったので,写真を撮りながら作品をながめることができた。会場で撮った写真は次の通り。

並んでいるときに撮った写真。

チケットをゲット。

最初の作品は鐘だった。

オリエンタル中村百貨店のビル外壁にあったもののミニチュア。わずかに記憶があるくらい。

タイルでつくったもの。微妙な色の違いがあるタイルを多数使ってできている。

このようなものもあったんだ,と思った。ちょっと笑える,たのしいものだ。

正面からだけでなく,さまざまな方向からながめるのもおもしろい。

いろいろ撮ってみた。








スケッチの横に計算したあとがあった。感性だけではなく,計算も必要。これは大切なことだと思う。

写真はこの3点だけだったが,スライドショーで121点を上映していた。すべてを見たかったが,時間もなくなるので適当なところで切り上げた。


スライドショーをながめていたら,「岡本太郎が撮ったものなの?」「へぇー,写真も撮るんだ」というような声が聞こえてきた。当時のカメラで,このような作品に仕上げるには,ある程度の技術が必要だと思う。まあ,パリ時代に写真にも入れ込んでいたという話も何かで読んだことがある。その頃の写真は見たことがないが,戦後,日本の各地で撮った写真はすばらしいと思う。





結局,1時間ちょっとで一通り見たことになる。人が多かったのでちょっとかけ足だったかも。それと,ずっと立っているのも疲れるので,このくらいになってしまうのかも。

ショップで,私は図録とトートバック,しおり,女房はバンダナ,ピンバッジ,コースターを買った。レジもまた行列だった。私が先にレジに並び,女房のものも受け取って支払いをした。ここでも袋は有料。有料だから気づくわけだが,袋は買わず,持って来ていた小さな手提げを出して,そこに買ったものを入れた。

美術館のレストランで昼食と思ったが,ここにもすごい人。これは待っていられない。近くに座って,女房にスマホで探してもらったが,よさそうなところはちょっと遠かった。それよりも地下街に行って,適当な店に入ろう,ということになった。歩き出してから,女房が,セントラルパークなら,それほど人もいないのではないかと。確かにそうだった。

レストラン街にあるそば屋に入った。もちろん待ち時間なし。ずっと立っていて疲れたのと,人が多くやや暑いくらいだったので,ビールを飲むことにした。女房はグラス生に天ぷらそばと揚げ茄子のお浸し,私は中ジョッキ生と海老天ざるセット。注文してすぐにビールがきて,ほどなく揚げ茄子のお浸しがきた。取り皿も用意してくれたので,私も少しもらってビールを飲みはじめた。それほど時間がかからず,女房の天ぷらそば,そしてまたすぐに私の海老天ざるセットが。ビールを飲みながらゆっくり食べた。


デザートに,あまおう苺アイスを追加した。安かったのでずっと小さいものだと思っていたら,ふつうのサイズだった。

女房はちょっと疲れているようだった。それに肩胛骨の辺りが痛いらしい。このまま帰ることにした。