岐阜で映画「PLAN75」を観た

映画「PLAN75」を観たいと思っていたが,タイミングを逃してしまった。名古屋では,伏見ミリオン座でやっていたが,ちょうど昨日までだった。調べると,岐阜の柳ヶ瀬の近くにある映画館でやっていることがわかった。柳ヶ瀬商店街は一度も行ったことがなかったので,女房と二人で電車に乗って出かけた。映画が午後1時半過ぎからだったので,昼頃に岐阜に行き,昼食を食べたあと映画を観て,それから商店街をぶらついた。

金山からJRに乗って岐阜まで。新快速で25分だった。昼少し前に到着。北口を出てすぐに黄金の信長像。

飲食店が並ぶ通りをしばらく歩いて,高島屋の東側にある映画館に向かう。

映画館に入って,まずはチケットを買う。チケットと言っても,レジスターから出てくるレシートだった。自由席だったので,入場直前に買ってもよかったが,まあいい。

近くの寿司屋のランチで昼食。個室になっていたのでのんびりと食べることができた。



口取り,寿司,デザート。ビールか酒でも飲みたかったが,映画を観る前なので我慢した。こんなところで,刺身などを追加して,昼から飲んだら気持ちがよいだろうに。

のんびり食べたので,映画までの時間が中途半端になってしまった。女房は,ベンチに座って本を読み,私は商店街を少しだけぶらついて写真を撮った。



5分前には映画館に入った。ちょっとなつかしい感じの映画館。スクリーンは小さめで,椅子の座り心地はイマイチだったが,その昔の二番館と比べたら悪くはない。

観ている人は高齢者が多かったように思う。もっと若い人が観てくれるとよいと思った。現実には起こらないと今は思っても,実はもうはじまっているのかもしれない。
些細なことかもしれないが,敬老パス。名古屋市は65歳から収入に応じた金額(無料もある)で,市営交通などを年間730回乗ることができる。去年までは回数制限もなかった。このようなサービスについて,税金の使い道として,賛成できない人がいるという。この声が広がると,高齢者の中には,敬老パスの利用を躊躇する人も出てくるだろう。いや,すでにいるかもしれない。
生命そのものを奪わなくても,生きること,活動することを奪われたらどうなるか。
また,女房の言葉にも納得した。高齢者と一括りにしたときの対応と,あの人と特定したときの感じ方の違い。想像力を持たないと「こんなはずではなかった」となるのかも。これはさまざまな問題に通じる。

ちょっと気分が暗くなったまま映画館を出た。柳ヶ瀬商店街を歩いて,気になった店をのぞく。






暑くてアイスクリームが食べたくなったが,そのような店がなかなか見つからない。駅の方に向かって歩いているときに,女房が気になる店があり買い物をした。その店が併設していた喫茶店にアイスクリームがありそこで一休み。


女房はバニラと抹茶,私はバニラとチョコレート。量もたっぷり,フルーツも添えてあったが高くはなかった。アイスクリームと得した気分で満足。

岐阜駅に戻る頃には夕方の日差しだった。


駅のkioskで土産にお菓子を買う。

新快速に乗り金山経由で帰宅した。