昨日は午後5時過ぎに娘夫婦がやってきた。いっしょにステーキ。
今日は女房と二人で,映画「男はつらいよ」の最新作「お帰り 寅さん」を見て,東別院,大須をぶらついた。
「男はつらいよ」は第9作柴又慕情くらいから第35作くらいまでリアルタイムで見た。大晦日に兄弟3人で「男はつらいよ」を見に行くのが恒例になっていたこともある。第8作までは,大学時代に「寅さん祭」という3本立てで,他はテレビで49作すべてを見た。「立風寅さん文庫」という脚本文庫本も9巻まで持っている。
ずっと行きたいと思いつつも行けなかった柴又にも,2018年11月24日にはじめて行った。そのときのことはここに記録した。
だから「お帰り 寅さん」は楽しみだったし,見ていて懐かしさを感じる。ときどき涙ぐむこともあった。
でも何かが違う。もともと現実とはかけはなれたところに寅さんのよさがあったと思う。寅さんのような人が身近にいたら,実際には大変だろう。それにあのような暮らしはあり得ない。自由気ままに各地を旅することへの憧れ,家族や隣人のやさしさ,恋してふられてぶざまな姿への共感など,実際にはありえないものを,映画を見ているときだけ浸る。現実を忘れさせてくれるのが寅さんなのだろう。
ところが今回の「お帰り 寅さん」は,満男周辺の女性のありえなさが気になる。高校生の娘にしては幼い,編集者の女性の親しさや優しさ。それに泉の態度。いまの生活がなぞだが,満男の妄想ではないかと思えてします。まあ,満男が小説家なのだから,その空想の世界と思えばよいかもしれないが。
その中で,タコ社長の娘のずうずうしさ,源ちゃんの鐘つきシーンなど,この二人が「男はつらいよ」らしくてよかった。
なお,泉の父親はあんな性格ではなかったように思うし,ほんとうは寺尾聰にやってほしかった。
あくまで私個人の感想です。ご自身でぜひご覧ください。
映画のあとに昼食。いちばん近いミッドランドスクエア4階のレストラン街に行ったが,どこも人が並んでいた。それならばと,名古屋クロスコートタワー地下1階にある「竜むら」という店に。ちょうどすぐに入れた。
女房は一汁八菜御膳と生ビール,私は弥生御膳と知多ハイボール。
デザートには名古屋コーチン卵プリン。
このまま帰るのも何なので,東別院に行くことにした。ここに女房の両親などを永代供養にした。墓参り代わりだ。正月なので,もう少し屋台などが出ているかと思ったら,それほどでもなかった。中に入って焼香しただけ。
東別院の東隣にスターバックスができていた。そこで一休み。
まだ少し早いので大須に行くことに。東別院から上前津まで地下鉄に。今日は二人ともにドニチエコ切符を使っているので,運賃を気にせず気楽に移動できる。
上前津から大須のアーケード街に入り,大須観音に向かう。いろいろな店があっておもしろい。
大須観音はすごい行列。そこに並ぶ元気はなく,横目に見て通過。
地下鉄に乗って八事経由で帰宅。
今朝,Nikon Fにフィルムを装填し,持って出かけた。
でも,一度もシャッターを切らなかった。せっかくの撮影の機会だったが,大須のアーケード街は薄暗く,こういうところではデジカメは特にすごい。