映画を見てから東別院に

今日は女房と出かけることにしていた。どこに行こうか。外は寒いのでやっぱり映画。何がいいか。見たい映画を確認すると,時間帯がなかなか合わない。その中で「すずめの戸締まり」だけは,1日に何回も上映していた。昨日,ネットで10時5分からのチケットを購入。シルバー料金なので一人1200円とうれしい。

女房は着物を着るため朝早い。昨夜,予約しておいた洗濯機が終わっていて,まずはそれを干し,朝食の用意。雑煮はやめてパンにする。朝6時に起きるつもりが,アラームのセットを間違えて,起きるのが6時半になってしまった,と焦っていたが,何とか8時半には準備ができたようだ。私は楽勝だと思っていたが,朝食の後片づけをしたあと,ひげを剃ったりしていたら,結構ギリギリになってしまった。

8時45分のバスに乗り,地下鉄に乗り換えて9時半少し前に名古屋駅に到着。ちょっと早いが映画館に向かう。チケットを出して,しばらく待つ。

前の方の席はスクリーンが見づらいため,ほとんど人がいない。何だかもったいないスペースだ。かつて,最前列しか空いていなくて入ったが,結局途中で出て,次の上映のチケットを買い直したことがある。それ以来,絶対に前の席はとらないようにしている。

CMや映画の予告,劇場案内などがちょっと長めだった。映画がはじまると,引き込まれて2時間ちょっとがそれほど長くは感じなかった。私は今回はじめて劇場で新海監督の映画を見る程度の知識しかないが,時空を超えるストーリーは,新海監督のお決まりなのだろうか。展開の速さ,絵がきれいなのとその絵の動きに,つい夢中になった。神がかりな話は私はあまり好みではないが,主人公とまわりの人たちとの関係にホッとさせられる。

実際に震災で心を痛めた人はどう感じるのか。励ましになるのか。主人公がつらい経験をしていると言っても,ストーリーはちょっと夢物語。似合わないような気がした。また,震災の経験者には,生々しくて楽しめないのかもと感じた。私が震災経験者なら,震災を題材にしてほしくないと思うかも。

映画館を出て,少し離れたビルに昼食を食べようと向かったが,目的の店は予約でいっぱい,入れなかった。同じビルの2階で関のある店を見つけて入る。カウンター席で椅子が高く,ちょっと座りづらかったが,刺身が食べたかったので悪くはなかった。

二人ともにランチメニューの刺身御膳を注文し,女房は熱燗,私はいつものハイボールと昼から飲んだ。刺身は豊富で,ほかに天ぷら,さらに小さいが焼き魚,小鉢が付いていた。ご飯の上には釜揚げしらす。満足した。

食後にお茶ができる場所をと探したが,どこにも長い人の列。デパートの中の喫茶店にも列があって断念。次の目的地である東別院に移動。栄で地下鉄を乗り換えたところで,二人ともに眠ってしまって一駅乗り越したが,金山で逆向きに乗り換えてなんとか到着。

東別院には女房の両親たちを永代供養してあり,年に1,2度は来ている。中に入って焼香するだけだが。私の両親の眠る墓にもまた行かなくてはと思った。

2年ほど前と同じように,近くのスターバックスに行ったが満席。残念だけと帰ろうかと交差点まで来たところで喫茶店を発見。昔ながらの店だが休息には十分だ。女房はホットカフェオレ,私はホットコーヒー。今日は午後4時閉店ということだが,30分は時間があったので,よい一息つくことができた。分煙ができていなくて,隣席からのタバコの煙が流れてくるのは残念だった。

東別院から地下鉄駅までで撮った写真。空の青と月がきれいだった。

地下鉄とバスで家に着いたのは4時45分くらいだった。年賀状が届いていて,出していなかった人が3人いたので,急いでプリントして投函。そしてこれを書いている。

そろそろ夕食。今日はブリの照り焼きとおせちの残り。今夜は何を飲もうか。