息子から不要とLINEがあった。そして女房はバイトで帰りが遅くなる。ではまたどこかで落ち合って外で食べよう。帰宅途中の地下鉄駅に，一度行こうと思っていた店があった。今日はそこで軽く飲みながらの夕食。
店に入ると，常連客らしい人が2，3人，カウンターに座り，マスターや店員と親しげにしている。客はその人たちだけ。ちょっとよそ者感があったが，中央のテーブル席に座る。女房は日本酒，私は生ビールにし，げその唐揚げ，揚げ出し豆腐，味噌串カツを注文。店内を見回しながら，まずは乾杯して口取りで飲みはじめる。ゆっくりとしたテンポで注文した品が出てくる。味は悪くない。ある程度食べたところで，サーモンのカルパッチョ，ホッケとハイボールを追加。あれこれしゃべりながらおいしく食べた。そして最後に鉄火巻き。これがなかなかうまかった。
会計のときに10円硬貨がほしく，「お母さん，10年ない？」と聞いて10円受け取り支払いを済ませた。マスターは10円がなかったら，面倒なのでまけておこうと思ったと。そして，コートを着ているときに，「ご夫婦だったんですね」とも。今日はクリスマスイブだが，この老人の男女が夫婦でなければ何なのか。マスターは奥さんを病気で亡くしたらしい。それは気の毒だ。
店を出てバスに乗り帰路に。バスを降りて，コンビニでアイスクリームを買って帰宅。
