カメラは知的な遊びなのだ。

カラー版 カメラは知的な遊びなのだ。 (アスキー新書 51)

カラー版 カメラは知的な遊びなのだ。 (アスキー新書 51)

寝る前に布団の中でのんびり読んだ。寝る前でボーッと読んでいたからか,いつものような軽快さが感じられない。以前読んだこの人の本は,もっとマニアックで興味深く,ときにやや毒もあったような気がした。
この本は内容が希薄な印象。何より,そうかと思わせるものがない。ただ一つ,一眼レフにリアルビュー(ライブビューの方がわたしにはわかりやすい)は不要というのは,わたしも同感であり,よくぞ書いてくれたと思った。
一眼レフを使うのは,あのファインダーがよいからだと思う。もちろん慣れもあるが,一眼レフのファインダーは,わたしは最高だと思う。液晶のドットと違い,全体にクリアで,明るいところでもよく見える。どこにピントがあっているかもよくわかる。
散歩カメラはもうふつうのこと。第三信号系という提案もピンとこない。散歩写真はこの範疇? 記念写真は? もっと私的な楽しみである写真を表して欲しい。