サイエンスイラストレーション サマースクール

今日から3日間,名古屋大学でサイエンスイラストレーション サマースクールが行われる。その最初の講義が今日の午前にあり,それがサイエンスイラストレーション概論として,これだけ受講可能になった。私はその概論だけに参加し,午後の実習のようすも見学させていただいた。

私自身はもうイラストを描く勉強をしようとは思わない(本当はわずかだがやってみたい)が,サイエンスイラストレーションには大変興味がある。また,サイエンスイラストレーションを学ぼうとしている人たちのようすも知っておきたい。そんな思いで,昨年も見学させていただいた。昨年のサマースクールで出会った方の中には,Facebookで友だちになっている人もいる。

コーディネーターのイラストレーターの方とは,昨年の11月にお会いして以来だった。仕事をご一緒したことはないのだが,お話をするご縁があり,その後,このような機会に顔を合わせている。日本にサイエンスイラストレーションを根付かせようという強い情熱を感じる。

今年も講師はアメリカから招いているので講義は英語。質疑応答もほとんど英語だったため,言語部分の大半は正確には理解できなかったが,やりとりの雰囲気などから想像して楽しんだ。

午後の実習を1時間ほど見学して,講義室をあとにした。そのまま野依記念物質科学研究館へ向かう。秋のような空に夏の空が混じっている。大変暑い日だが,さわやかな青空だった。

研究館のギャラリーで行われているサイエンスイラストの展示を見学した。

野依先生の実物大の写真があり,本当にそこに野依先生がいるようだ。何だかちょっとこわい。

予定より少し遅れたが,会社に戻ろうと歩き始めたら足がつり出した。左足がはげしく,右足にも痛みがある。少し立ち止まって,歩けるようになるまで5分くらい待った。それからゆっくり歩いて,名古屋大学博物館サテライト2008ノーベル賞展示室に立ち寄った。

坂田昌一先生の部屋。

下村脩先生の色紙。

もちろん,益川・小林両先生の資料もたくさんある。また,下村先生の師である平田義正先生の展示も。

展示室の概観はこんなふう。

展示をゆっくり見て足を休めたつもりだったが,帰りかけたらまた足がつり出した。階段を一段ずつゆっくりと降りて地下鉄に乗り,何とか伏見まで。伏見の空はこんなふう。

分室に着いたのは午後4時ごろだった。それから8時半頃まで仕事をして帰宅。