家族旅行(大鹿村・飯田)3日目

5時半頃に起きて,6時には風呂に。この塩の温泉に入りに来たのだから,朝風呂も楽しんだ。小さめの風呂だが,きれいに手入れされている印象。昨夜は男湯が石の風呂だった。今朝はひのきの風呂だった。

それから旅館の近所を散歩。写真も撮った。部屋に戻って一休み。8時少し前に朝食の案内。昨夜,たくさん食べたのだが,早起きして,朝風呂に散歩で腹も空いた。おいしく食べることができた。

9時頃にチェックアウト。村営の中央構造線博物館に。9時半の開館まで,近くを歩いて写真を撮る。女房は,靴を脱いで川に足をつけていた。

9時半を過ぎてしまい,急いで博物館に。ちょうど学芸員が来館者2名に説明をはじめるところだった。私たちもそこに加わって,1時間ほど,構造線について説明を受けた。学芸員の熱心で丁寧な説明に,多少はわかったような気にはなるが,細かのところでまだ曖昧かも。今度改めて,整理してみたい。

隣にあるろくべん館という民俗博物館にも寄る。それから,構造線博物館で聞いた露頭へ。昨日は北川露頭に行ったが,安康露頭の方が,構造線がよくわかるらしい。車で細い道を30分。路肩に車を停めて,川に降りて行くと,きれいな露頭があった。確かにこちらの方がよくわかる。

鹿塩温泉まで戻り,塩の里というところで昼食。女房は鹿肉ハンバーグ,息子は鹿の焼肉定食,私は鹿肉カレーライス。鹿肉は昨夜も旅館で食べた。独特のにおいはあるが,あまり気にもならない。ただ,煮込んだカレーの中の肉は固かった。

今回の旅行,最後の目的地である天竜峡へ。1時間くらいかかった。女房と息子は車で爆睡。私は眠気を感じながらも,何とか車を走らせた。駐車場に車を停めて,ライン下りの乗船券を買う。ウェブで印刷して持って来た割引券を使い,ちょっとだけ得した気分。

20分ほど待って,午後2時10分からの船に乗る。50分くらい,船に揺られながら,風化した岩をながめる。最初は珍しかったが,50分も乗っていると飽きてくる。それに,もう少し地学的な説明もほしかった。

船を降りたところが駅だが,列車は相当待たなければ来ない。遊覧船の会社のシャトルバスで乗り場まで戻る。観光案内所で近辺のようすを聞く。散策コースが30分くらいで歩けるらしいのでチャレンジ。つり橋を渡ったり,写真も撮った。

ただ,かなり蒸し暑かった。疲れ切って駅前の店に。エアコンがきいていてホッとする。涼みながら,三人でリンゴジュースを飲み,土産も買う。

20分ほど休んで店を出たところで,近所の老人が大声を出してやって来た。いま通り過ぎた車が,彼のイヌをひき殺したらしい。私たちはその車には出会っていなかったが,車がやっと通れるほどの細い道に,イヌらしいもののが横たわったままに。その老人,最近,妻に先立たれたばかりで,イヌまで殺されたと悲しんでいた。何とも言いようのないむなしさ。

特に目撃したわけでもないので,私たちはそのまま駐車場に戻り,4時半には天竜峡をあとにした。帰りは息子の運転。道路の混雑もなく,無事に6時半に帰宅。風呂に入ってから,近所の焼き鳥屋チェーン店で夕食。店に向かうとき,激しい雨。帰りは降っていなかったが,家に戻ってからまた激しい雨。最近の雨は,一時的に激しく降る。激しい雨の音の聞きながら,ウトウトと眠ってしまった。

今日の写真は次の通り。