水をやらないでいると植物はしおれる。そこに水をやってしばらくするとしゃきっとする。当たり前のことだが,ここに植物細胞の構造が関わっている。
水のような低張液がまわりにあると,浸透圧により低張液は細胞内に入りこもうとする。植物細胞では,細胞壁がそれを阻止する。ふくらむ細胞を細胞壁が抑えるのだ。この力が膨圧。膨圧があるから,植物はしゃきっとしている。
水をやるとしゃきっとする現象を観察,撮影するため,準備した植物。撮影後も部内に飾ってあった。それが先週の日曜日,一人で会社に出てきたときに咲いていた。最初の花は,わたし一人で見ることになった。そのときのようす。