映画「ブラック・ブック」

きょうは女房と映画を見に行った。「クイーン」と「ブラック・ブック」のどちらか迷ったが,ストーリーから「ブラック・ブック」を選んだ。ほんとうは,話題の「バベル」というところだろうが,わざわざ混雑するところに行きたくはない。終わりがけの映画を小さな映画館で見るのがいい。静かに,落ちついて映画を楽しめる。
ナチ敗北までの約1年間,オランダでの出来事。主人公であるユダヤ人の女性は,家族とナチから脱出をはかるがそれは罠。家族を目の前で殺される。彼女は奇跡的に生き延び,オランダのレジスタンスと行動を共にする。偶然に出会ったナチの将校に近づく。最初は,情報収集のためだったが,徐々に彼を愛するようになる。欲望と裏切り。ときにはらはらさせるシーンもあり,楽しめる映画だった。
映画を見た後,ルーセント・タワーまで行って昼食。映画館が笹島の西だったので,名古屋駅の北にあるルーセント・タワーまでちょっと距離があった。途中,名古屋駅前で,テレビカメラを構えている人たちがいた。何だろうかと思いながら通り過ぎると,人が追いかけてきて,NHKだが取材に協力をと。きょうから名古屋のタクシーは全面禁煙。それについて,問いかけに答えて欲しいと。わたしも女房もタバコ嫌い。ここぞとばかりに言いたいことをしゃべった。
ルーセント・タワーへ向かう地下道にアートがあると聞いていた。また雨でもあったので,その地下道を歩く。きれいな地下道ではあるが,アートはイマイチとわたしは感じた。ある程度の飾り付けは必要だが,何度も歩いていたら飽きそう。もっとギャラリーを多くして,いろいろな人の作品を,定期的に取り替えて見せるようにした方が楽しめそう。
沖縄料理の店で,少し遅めの昼食。昼からビールで女房と乾杯。ランチのセットをたのんだので,あまり沖縄料理という感じではなかった。刺身があり,ビールを飲むにはよかったが。米は長野産のコシヒカリという。不思議な沖縄料理の店だ。となりがどんぶりものの日本料理屋。そこの米も長野産のコシヒカリ。この2件は経営が同じらしい。何だか興ざめだ。
地下鉄で最寄りの駅まで戻り,そこの電気店で火災報知器の下見。この連休中に,近所の義母の家とわが家に設置しようと考えている。条例で火災報知器の設置が義務づけられ,いまは猶予期間。どうせなら早めにつけようと考えている(いや,もうそれほど早くないけど)。
その後,ブックオフに寄り,バスで4時過ぎに帰宅。すぐに犬の散歩。朝からの雨は止んでいたのでよかった。小1時間かかって,ブラッシングまで終え,やっとのんびり。
きょうの取材された映像が,ニュースで流されるかもしれない。期待してビデオをセットするが,われわれは登場せず。相手の期待通りの回答ではなかったのだろう。ちょっとしゃべりすぎたかも。