- 作者: 芳沢光雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/19
- メディア: 新書
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同じ新書の前作「数学的思考法」を読んだときは,日ごろぼんやり思っていたことを,うまくことばにしてあり,改めて考えさせられた思いがあった。同じようなことを期待して,この本も読んでみたが,かなり違っていた。
つまずきどころをうまく整理してあり,仕事のネタにはなりそうだが,わたし自身が興味を感じた部分は少なかったように思う。また,つまずきどころは意外なところにもある。ここに書かれているものはほんの一部であることも,意識しないといけない。
ただ単に問題が解けるのではなく,しっかりとした理解が必要であるという考えは,同感だ。そのような理解があれば,数学を学習することの意味も,もう少しわかってくるのではないかと思う。