シリカゲルにはA型とB型があるらしい

古いカメラや,たまにしか使わない顕微鏡は,ドライボックスにシリカゲルとともに入れて保管している。そこに付いている湿度計から判断すると,ちょっと湿気が多い印象。

今日は天気がよかったので,ケースのふたを開けて空気を入れかえてみた。また,シリカゲルをベランダで干してみた。

かつては電子レンジを使って,シリカゲルを乾燥させたが,今日は外に干してみることにした。干してから調べてみると,シリカゲルにはA型とB型の2種類があるらしい。

  • A型 細孔が密であるが,その容積が小さく,吸湿量ではB型に劣る。でも,低湿度での吸湿性にすぐれている。150℃以上の温度で水分を蒸発させれば再利用ができる。
  • B型 細孔が疎であるが,その容積が大きく,吸湿量ではA型に勝る。高湿度で多くの水分を吸収するが,低湿度ではそれを放出してしまう。天日で水分を蒸発させて再利用ができる。

今回干した物の多くは,カメラ用の乾燥剤なので,おそらくA型だろう。なので,やはり電子レンジで処理するかしないと,水分を飛ばせないのだろう。残念。

ただ,ケースのふたを開け,中身を出して,しばらく放置しただけで,湿度計の表示が大きく改善した。これでしばらくようすを見ようと思う。

以下の写真は,ふたを開ける前と,ふたを開けてしばらく放置した後の湿度計のようす。

まずは顕微鏡が入っているケース。これが一番変化が大きかった。

使わなくなったコンパクトデジカメなどが入っているケース。

古いフィルムカメラやそのレンズなどが入っているケース。

おまけ。古いフィルムカメラのケースを空けたので,中からMINOLTA α3xiを出して,SONY α7Cと並べて記念撮影。同じαシリーズ。