DNA抽出実験をやってみた。材料は家にあったタマネギを使うことに。こんなふうに見ることができました。
そこに台所用洗剤を2,3滴落とす。これは,細胞膜を壊すものと思われる。
さらに,飽和食塩水をほぼ同量くらい入れ,よくかき混ぜた後,10分くらい放置する。
放置したものをガーゼでこしとる。その液を少し試験管にとって,氷水で冷やしておいたエタノール(95%程度のもの)を加える。すると,最初の写真のような糸状の白いものが現れる。これがDNAのはず。
DNAは食塩水に溶けるが,エタノールには溶けない。これを利用して,まず食塩水に溶かし込んでから,エタノールに沈殿させる。エタノール沈殿法というらしい。
なお,DNAのはずと書いたのは,きちんと調べたわけではないから。RNAかもしれないし,タンパク質かもしれない。試しに,タマネギをきざんだものに冷エタノールを入れてみたところ,特に変化はない。
では,すり下ろしたものではどうか。出てきた水分をあまり入れないようにして,すり下ろしたものを試験管に入れ,そこに冷エタノールを加えた。きざんだものとあまり差がないように思える。
すり下ろしたものを,水分をよく含んだ状態でとり出してガーゼでこす。こし汁を少し試験管にとり,そこに冷エタノールを加えた。わずかに糸状のものもあるように見える。でも,全体に白濁している。
台所用洗剤と食塩水で処理し,ガーゼでこしたこし汁を少し試験管にとり,そこに冷エタノールを加えた。はっきりと糸状のものが現れた。
いまのところ,この操作により,現れるものが変わっていることだけは確かなようだ。