MacBookのハードディスク換装

8月7日に書いたとおり,自宅で使っている自分のメインマシンであるMacBookのハードディスク容量が足りなくなった。これはもう換装しかない。もともと入っているHDDは,ディスクユーティリティで調べると,Hitachi HTS542512K9SA00となっている。
シリアルATA接続で9.5mm厚の2.5inch HDDなら何でもよいのだろう。ただ,消費電力の微妙な違いで,うまく動かないことがあるという。実際に,わたしもThinkPadX30で経験した。その経緯はここのとおり。なお,このとき,最終的にはTravelstarに買い換えて成功した。その経緯はここ。以前からIBMのTravelstarには馴染んでいたし,このサイズのHDDとしてはメジャーだ。日立がIBMのHDD部門を買収。現在はHitachiのブランドだ。


今回もTravelstar,Hitachi HTS543232L9A300にした。もともと入っているものと同じ型の大容量なのできっとよいだろうというのも理由。


それでは具体的な手順を。

HDDの内容をコピー

新しいハードディスクドライブ(HDD)を外付け接続
  • 新しいHDDをUSB外付けケースに入れる。
  • USBでMacBookに接続する。
  • 未フォーマットである旨,メッセージが出るので消去を選んで次へ。
新しいHDDをフォーマット
  • ディスクユーティリティが起動する。
  • 新しいHDDが選択されていることを確認する。
  • 消去を選び,MacOS拡張(ジャーナリング)でフォーマットする。
MacBook内蔵HDDの内容を新しいHDDにコピー
  • ディスクユーティリティの復元を選ぶ。
  • ソースとして,内蔵HDDであるMacintosh HDDをドラッグ&ドロップで指定する。
  • 復元先として,新しいHDDのフォーマットした領域をドラッグ&ドロップで指定する。
  • 復元をクリックして,復元を開始する。
  • わたしの環境で,約2時間半かかった。

HDDの交換

システムを終了
  • システムを終了して,ACアダプタをはずす。
内蔵HDDを取り出す
  • バッテリを取り外す。

  • メモリスロットのカバーである金具に付いているねじ3か所をゆるめる。
  • 金具を取り外す。

  • 左側にハードディスクが見える。

  • ハードディスクについている白いベロを出す。

  • ベロを引いて,ゆっくりとHDDを取り出す。

  • これが入っていたHDD。アップルマークが付いてるTravelstarだ。

内蔵HDDと新しいHDDを交換
  • ハードディスクはトルクスねじで金具にとめてある。

  • このねじをT8ドライバで取り外す。
  • コネクタ側のねじと反対側のねじで,少し形状が異なっている。

  • これは新しいHDD。

  • これを代わりに取り付けて,もと通りに組み立てる。

驚くほど簡単

電源を入れるだけ
  • HDDを交換したのち,バッテリをセットしてACアダプタにつなぐ。
  • あとは電源を入れるだけで,いままでの環境がそのまま起動する。

おまけ

何年も前に,PowerBook165を分解するために「パワーブックオープナー」を買った。トルクスドライバ2本がセットになっていた。おそらくT8とT10だと思う。そのうちの1本がこれ。今回もこれを使った。