シダ植物の胞子のう

先日,シダ植物の葉の裏を観察した。葉の裏に肉眼で見える,あのかたまりが胞子のうと思っていたが,あれは胞子のうが集まっているところ,もしくは,あの中に胞子のうが詰まっているところのようだ。もう少ししっかりと調べないといけない。
胞子だと思って,あちこちに落ちていた小さな粒を,小袋に入れて持ち帰った。きょう,それを顕微鏡で観察した。その姿は,胞子のうとして本によくのっているもの,そのものだった。

また,胞子はまったく観察できず,胞子を放出したあとの胞子のうのようだ。この次は,もう少し観察のしかたを確認して進めるようにしたい。
なお,胞子のうや,そこから胞子が出るようすの観察は,以前は中学校の教科書にも出てくる定番のものだった。新しいカリキュラムで,シダ植物が復活するが,ここまで学習するようになるのだろうか。