ダーウィン展

国立科学博物館ダーウィン展をやっている。会議は午後からだが,早めに名古屋を出て見に行った。
上野はいつもに比べて人が多い。桜だ。しかも,いまは春休み。科学博物館に行く前に,ちょっと桜を眺めに。ほぼ満開といった印象。


夜の宴会のために,こんなに早くから場所取りする人,携帯で撮影する人,ぼんやり眺めている人。桜の花でこれだけ元気になれるのもおもしろいことだ。

国立科学博物館ダーウィン展の入場券を買い,荷物をロッカーに預けて中に入る。

残念ながら,中は撮影禁止なので,入り口の風景のみ。

で,その内容は。わたしはそれなりに楽しめた。ダーウィンに関する本は少しは読んでいたので,ある程度はわかっているつもりだ。でも,ダーウィンの手紙は,複製とはいえ,なかなか興味深い。
徐々に人が多くなる。わたしはじっくりと解説を読みながらなので,どんどんぬかされていく。人はますます多くなる。春休みだからだろう,親子連れも多い。雰囲気だけでもよいのだろうが,小学生にはちょっとむずかしいかも。

11時半ごろに会場を出る。1時間半くらい見ていたことになる。入場料1400円,図録代1700円で合計3100円は高いかどうか。人によって,価値はかなり異なるだろう。会場を出てから,夜に人と食事をするため,新宿の店に予約を入れる。ふと前を見るとクジラの下に桜の花が。

歩き始めるとまた桜。

上野で昼食をとり,会議の行われる神楽坂まで地下鉄で移動。都内での移動も多いので,昨年からSuicaを使っている。JRだろうが東武,西武だろうが,地下鉄でも都バスでも,何でも乗れるのはほんとうに便利だ。
会議は午後5時に終わり新宿に移動。約束の時間は7時。まだしばらく余裕がある。コーヒーショップに入り本を読む。雨が降り出してかなり寒くなってきた。寒気が南下しているようだ。コーヒーショップは入り口付近の席しかなく,人が出入りするたびに冷たい風が入ってくる。
「あっ,雨だ」といいながら,出口で立ち止まる人。外から入ってきて,混雑している店内を眺めて立ち止まる人。入り口付近のパンなどを選ぶため,ドアのセンサーにとらえられる人。そのたびにドアが開いたままになり,冷気が足元を通り過ぎる。
そのような劣悪な環境にたえながら,1時間少々本を読み,それから約束の場所へ。
7時過ぎから飲食しながら情報交換。9時過ぎに分かれて,急いで東京へ向かう。午後10時の名古屋行き最終の指定を窓口でたのんで,その列車が満席であることに気づいた。「あっ,満席だった?」と,窓口の人に声をかけたら,「そうなんですが,三人掛け中央の席が取れました。とりあえずおさえますが,自由席の方がすいているかもしれません」と。
満席のときはいつも1号車をねらう。ところが1号車前にも,列車を待つ人の列が。何とか二人掛けの席の窓側に座る。発車までの10分くらいで,さらに乗り込んできて立っている人も。最終のひかりでこんなの込むのははじめてだ。そう思っていたらもっとすごいことに。品川でも大勢乗ってきた。通路も人がいっぱいになった。春休みの金曜日だからだろうか。