左右の誤認識と利き手

きょうで休みに入って4日目。と言っても,30日は仕事で出張。きょうも午前中に2時間程度会社に行って原稿を仕上げ,印刷会社に渡す段取りをとった。
午後からは義母宅の工事の説明を聞く。玄関前の階段を,歩きやすくステップを大きくしたり,緩やかにしたりする。そのまま義母宅で,切れた電球を取り替えたり,悪くなった風呂の栓を調べたりした。
それから女房とホームセンターに買い物に行き,戻ってすぐに犬の散歩。するともう夕食。きょう渡す原稿を仕上げるため,今朝の3時まで仕事をしていたので,夕食後は眠くなり,うたた寝する。
しばらくして目を覚まし,きょう予定していた仕事はできていないが,この独り言を書いている。明日も仕事で出かけなくてはならない。なかなか思い通りに進まない。

きょうの記録はここまで。話題を変えよう。

わたしはほんらい左利きだ。物心着いたころには,左手で食事をしていた。小学3年のとき,入院したのがきっかけで,右手で食べるようになったが,高校のときに左手に戻した。
歯を磨くときも左手。もちろんこれらはどちらの手でもできる。また,金づちやのこぎりも同様。ただ,右手でしか使えないものもある。たとえば,はさみやドライバー。雑巾をしぼるのも,右利きのようだ。文字を書くのも右手。
自転車には右側から乗る。自転車のスタンドが左側についているので,これもふつうとは逆向きなのだろう。不便ではあったが,なぜか右側からが乗りやすかった。
利き手はどのようにしてできるのだろうか。わたしは幼いころ,手が逆だと言われるのが不思議だった。向かい合った子と,ちょうど鏡にうつっているように見えた。それで同じ向きだと思っていた。どうして逆だと言うのかがわからなかった。向かい合っただけで,もう左右の感覚が間違ってしまっていたのだ。
もう1つ,これは大人になって誤解していた。理容店で散髪をしてもらうときに,どうして理容店で働く人には左利きが多いのかと不思議に思っていた。鏡にうつっているのだから,ほんとうは右手ではさみをもっているのに,左手でもっていると勘違いしていた。
向かい合ったときの左右,鏡にうつった世界の左右。確かに混乱しやすいのだが,わたしの混乱は,少し大きかったようだ。だから左利きになったのか,左利きだからそうなったのか。いや,原因と結果とには分けられないのかもしれない。

この話題は大変興味深い。いつかもう少し整理してみたいと思っている。