子どもたちをささえる気持ち

夏休みになって,朝のバスや地下鉄は,やや人が少なくなった印象。普段でも,それほど混雑しているわけでもないが,わずかなことでホッとする。
ところが,先日,バスに小学生の団体が乗り込んできた。余裕のあったバスが満員になり,また騒々しい。何も通勤時間帯に移動するような活動をしなくてもいいのに,と思ってしまう。
子どもたちに対して寛大でいられる社会ではなくなってきたのか。子どもたちを邪魔者に感じたあと,ふとそのように考えた。子どもたちの活動を社会で支援し,子どもたちの成長を社会で見守る。そのようなこともできない世の中になっていないか。
そして,社会の動きを決めるのは,一人ひとりの大人である。バスに乗り込んできた子どもたちをうっとうしく感じた自分を恥じる。