パイロットPetit1とプラチナpreppy

パイロットのPetit1という万年筆(厳密には万年筆ではないらしい)を10年ほど前に買った。そのことはここに書いた。いまも同じものをときどき使っている。

そのインクカートリッジインクが残りわずかになった。Amazonで買おうとしたらあり得ない価格,近所のイオンで買おうと思ったら置いていない。そこで仕事帰りに東急ハンズに行った。午後8時の閉店間際になっていた。場所はわかっていたので,そこを見ると,何と,欲しかったブルーブラックだけがない。わざわざ来たのに…,とあせったが,店員に声をかけたら在庫があって出てきた。

閉店間際だったのに丁寧な対応に感謝。3本入りを3個と,予備にPetit1ブルーブラックの本体も1個。さらに,Pttit1レッド本体とレッドのカートリッジインク3本入りをそれぞれ1個ずつ購入した。

あれ,Pettit1の本体は税別300円だったのでは? そのときの値段は税別200円だった。比較して見ると,確かに型番も違っていた。

10年前のもの:PILOT SP-30F-BB,今回のもの:PILOT SPN-20F-BB

30や20は価格,Fは細字,BBは色(ブルーブラック)を表しているようだ。そして,SPやSPNは型か。NはNEW?


なお,PILOT Petitシリーズは,1が万年筆タイプ,2がフェルトペン,3が筆ペンのようだ。

価格が下がったのは,プラチナとの競争に原因がありそうだ。プラチナはpreppyという万年筆を200円で出している。パイロットのPetit1の300円と並べて見た。

preppyにもフェルトペンタイプもあり,このシリーズが競合しているのがわかる。そのため,パイロットは新型の価格を下げたのだろう。

Pettit1はデザインがおもしろいし,小さくてかわいらしい。preppyは実質重視なのか,万年質らしいデザインではあるが,おもしらさやかわいらしさはイマイチ。それぞれに技術開発があるようで,しばらく使わずに放置していても,問題なく使うことができる。ふつう,万年筆は,インク漏れを防ぐために,キャップの気密性がない。なので,しばらく放置するとインクが乾燥して書けなくなる。

なお,preppyは,30年ほど前に販売されていた廉価版万年筆に付いていた商品名。実は,それを持っていたのだが,いまは見当たらない。ただ,この写真だけが残っている。