蒲郡市生命の海科学館と小柴昌俊さんの講演(10月12日の記録)

あいちサイエンスフェスティバルの市民向け講演会が蒲郡市民会館であった。先端科学技術と社会「宇宙,人間,素粒子」というテーマで小柴昌俊さんが講演する。公園は午後から。せっかく蒲郡に行くのなら,生命の海科学館を見学したいので,9時15分頃に家を出た。

蒲郡にはJRと名鉄の駅があった。名鉄神宮前駅に行きやすいので,何も調べずに名鉄電車を選んだ。神宮前駅の改札を入り,さてどの電車に乗ったらよいかと案内板を見てみたが,よくわからない。そこで,駅員さんに聞いて見たら,その駅員さんが固まった。

そして,路線図を示して,乗換えが必要なこと,かなり時間がかかることを説明してくれた。そうだったんだ。名鉄電車は,JRとはコースが違っていて,豊橋行きに乗っても,蒲郡は経由しないことに,ここまできて気がついた。
マナカで改札を通っていた。これで改札を出たらどうなるか,よくわかっていないので,そのまま名鉄で金山まで行き,そこでJRに乗換えて蒲郡に向かった。

11時少し前に蒲郡駅に着いた。南口から出て,生命の海科学館に直行。


ずっと前に一度だけ来たことがある。ここには,非常に古い岩石や化石が多い。バージェス動物群の化石の実物が見られるのもよい。館内は撮影も可能だった。個人のブログに掲載するくらいは問題ないだろう。

まずは入ってすぐのところにある珪化木。かなり大きなもので,直接触れることもできる。

この科学館,おおっていないもの,特に断りがないもの以外は,基本的に触れてもよいらしい。見るだけでなく,触れたり,持ったりできるのは,他の感覚の記憶にも残ってよい。最近はいろいろな科学館で,このようなものを取り入れているようだ。

中央には大きな骨格がある。首長竜なのだろう。

3階の展示室。ここは観覧料が必要で大人700円。蒲郡市に在住の人は,市民利用証提示で無料らしい。

かなり古い岩石などを見たが,これらの写真は今回は割愛する。展示室に入ってすぐに映画の上映がはじまった。恐竜絶滅と鳥への進化の話。それを見てからまた展示を。

グリパニア。どうしてこの輪っかのようなものが生物だと言えるのか。正直言って,詳しいことはよくわからないが,大きさから真核生物に間違いないということで,真核生物の化石と言われている。

そして,バージェス動物群の化石。まずはアノマロカリスの触手。これは意外に小さいという印象。

オットイア。この動物に限った話ではないが,不思議な形だ。

ハルキゲニア。これはかなり小型だ。この動物は,どっちが足なのか,最初の復元では間違えていたと聞いたことがある。

ピカイア。脊索動物のなかま。

バージェス動物群はさらにいろいろ展示してあった。ここはぜひ見に行くとよい。

他の化石をいくつか。シーラカンスのなかま。見るからにそんな感じだ。

イクチオサウルス。魚に似たは虫類らしい。

中庭のようす。


もっとゆっくり見たかったが,小柴先生の講演の時間が近づいてきたので,科学館をあとにする。アピタのフードコートで簡単な昼食をとり,会場である蒲郡市民会館へ。開場して10分程度だったが,すでにたくさんの人がいた。

はじめに蒲郡市長,続いて名古屋大学副理事の挨拶。それから,生命の海科学館館長の小柴先生の紹介。ちょこんと椅子に座ったようすが,小柴先生らしい雰囲気だった。



自らパソコンを操作してスライドを変えながら解説。わかりやすいお話だった。でも,私は一瞬居眠り。失礼しました。



ちょっと早めに講演が終わった印象。その分,質問時間に余裕があってよかった。

最後に,蒲郡のようす。せっかくなので海をながめた。



蒲郡駅南口。

北口ははじめてのような気がする。