富山旅行3日目(宇奈月から魚津,滑川,富山)

朝から雨。台風も近づくのでどうなるか心配。

ホテルを9時過ぎにチェックアウトしてセレナ美術館へ。

美術館の駐車場に車を停めて,まずは絵の鑑賞。それからアサガオの観賞。上の階へ行くと,紋切りや消しゴムスタンプなどの工作をやっている。子どもが何人かやっているだけだったのでどうしようか迷ったが,外は雨で時間にも余裕があるので,紋切りをやってみることに。

これがなかなかはまる。好きな絵柄を切り抜いて,うちわに貼る。この体験で300円。

こんなセットで開始。

多くの型がファイルされていて,そこから好きなものを選ぶ。二つ折り,三つ折り,五つ折りとあったが,複雑なものがおもしろそうだったので五つ折りの唐草模様を選んだ。

まずは台紙にあわせて折り紙を五つ折りにする。

そこに,仮止め用の糊で型紙のコピーを貼る。そして,はさみとカッターナイフを使って,きれいに切り抜く。

型紙のコピーをはがして広げるとこんな感じに。

最後に,スプレー糊を吹き付けて,うちわに貼る。これがなかなかむずかしい。うちわに貼ろうとしても,手に貼り付いてしまってうまくいかない。そうこうしているうちに,折れ曲がったり,貼ってもしわになったり。女房と二人がかりで何とか成功。

結局,1時間くらい楽しんでしまった。なお,これはいつでもやっているわけではないと思う。

外は相変わらず雨。わたしたちは,昨日トロッコ列車に乗って正解だった。こんな雨でもトロッコ列車は動いているようだ。

ついでに黒部川電気記念館を見学。

これで宇奈月をはなれ,魚津に向かう。途中でビールシューを食べた。

昼食にうどんを食べ,魚津の埋没林博物館に。入り口には蜃気楼資料館とあり,これらは一体となっているようだ。



すぐ隣の海の駅蜃気楼に寄ってみたが,あまりたいしたことはない。海岸近くに車を停めて,海をながめる。台風が接近している時間帯だがそれほど風は強くない。でも,空はこんなふう。


車に戻り,カーナビを見て驚いた,わたしたちは海の中にいる。

10年前のカーナビで,データも更新していないのでこんなものだ。東海北陸道だってこのカーナビではつながっていない。山の中を走っていた。

今度は滑川に行って,ほたるいかミュージアムに4時ごろ入る。

いまの季節はホタルイカはいないが,あれこれながめて閉館の5時に。

富山まで行って,ガイドブックに載っていたレストランで夕食。7時にその店を出て家に向かう。

富山ICから高速に入り,ずっと自宅付近の名古屋高速の出口まで。名古屋高速はいろいろな高速道路と接続したので非常に便利だ。これだけ便利なのに電車で往復するよりも安い。車と運転が必要だが,これで高速料金がほとんど不要になったら,車を持っているものにとっては使わない手はない。

ただ,それが本当によいことなのか。わたしには疑問に感じる。わたしが大学生だったころ,国立大学の授業料は毎年倍になっていた。「受益者負担」とさけばれていた。そして現在,国公立大学と私立大学の授業料の差はかなり縮まったと言える。教育の「受益者負担」は定着した。

そして一方では,あちこちに建設した高速道路を無料にしようという動き。つくってしまった罪滅ぼしか? そんなことよりも未来を担う子どもや若者に,もっと投資すべきなのではないか。教育費は,高校だけでなく,大学や大学院も含め,負担を少なくすべきだとわたしは思うのだが。まあ,それはまた別の機会に。

ときどき雨は降ったが,交通量も少なく非常にスムーズ。1時間ごとにパーキングエリアで10分ほど休憩し,家に着いたのは10時50分ごろ。風呂に入って荷物を片づけた。