「正の整数aを5でわったら,商がbで余りはcであった。この数量関係を等式で表しなさい。」という問題にどのように答えるか。いまならすなおにa=5b+cとだろう。このように表現するのに慣れているから,迷わずそうする。でも,はじめて学習する中学1年生は,どのように考えるのだろうか。余りに着目すれば,a-5b=cのように表すかもしれない。そもそも,このような問題に対して,こうでなくてはならないという表現があるのだろうか。わたし自身,中学生のころ,このようなことに結構迷っていたので,大変気になる点である。