Rubyを封じてPerlに

ずっとRubyでと思っていた。でも,Perlでできていることを,わざわざRubyに置き換えるだけなら意味がない。Rubyを知りたい。その思いからなのだが,そろそろこういった無駄・無理はせず,それで何をするかに集中すべきだと思うようになってきた。

Script言語はテキストの処理に重宝する。最近よくやるのは,Excelなどでまとめた情報を,Tabテキストに書き出し,htmlやTeXにすること。いろいろなメモ書きを,この方法でhtmlにして閲覧しやすくしたり,TeXを使ってPDFにしたりしていきたい。

このようなテキスト処理は,以前はawkで行っていた。その前にsedを使っていたこともある。sed正規表現の便利さを知った。awkでは,ファイルの出し入れや,フィールドの切り分けなど,sedではトリッキーな方法でしていたことを,素直なスクリプトでわかりやすく記述できた。

このころは,単純な置換はsed,その他の処理はawkでやるなど,複数のスクリプトをバッチファイルで実行させていた。慣れた方法,得意な方法で処理したものをつなげて,目的をはたす。これはこれでなかなかいいと思う。

ただ,どうせなら1つのスクリプトでうまく処理したい。awkでもできるのだろうが,Perlは情報も多く,Perlならそれがうまくいきそう。そう思ってPerlをはじめた。最初のころ書いたスクリプトは,自分でも解読がむずかしいほど複雑な記述だが,いまも使っている。購入した本のリストからhtml を書き出すスクリプトや,複数のファイルから日記のhtmlを書き出すスクリプトなどがそうだ。おおもとのWebであるグズのひまつぶしはそうやってできている。

このWebをリニューアルするにあたり,Rubyに切り替えようかと思っていた。でも,Webの改良の前に,Rubyの勉強で滞っている。そんなことから,何だかばかげていると思うようになった。Perlで充分,充分すぎる。まだほとんど使いこなせていないのに,何がRubyかと。

かつてさまざまなLinuxをインストールしては,膨大な時間を無駄にした。Windowsでやりたいことが充分にできているのに,何となくあこがれて,あれこれ苦労していた。いろいろ試して経験することは悪いことではない。でも,ある程度以上は時間の無駄。そう思って,2,3年前にLinuxには手を出さないことにした。

もともと日本語の処理などでRubyの方がよいと思っていた。でも,現在のPerlの日本語処理は,わたしにとって何ら問題はない。あえて手を広げることはない。いま,Linuxと同じように,Rubyをしばらく封じよう。

ならばなぜ次はMacを買おうとしているのか。こちらも悩みが大きい。ただ言えることは,MacMacOSWindowsも使えるが,PCでは MacOSが使えない。MacOSは仕事のためにも研究が必要だ。UNIXに対するあこがれもいまなおある。この問題については,別の機会にまとめたいと思う。