ヒガンバナ

いつもの駐車場のヒガンバナが咲いていた。

会社を早めに出て整形外科に行くため,痛い足をかばいながら,まずは家に戻る途中,毎年ヒガンバナが咲いている駐車場の前を通った。その駐車場の隣で,マンション建設工事があり,駐車場の一部が資材置き場になっていた。なので,もうヒガンバナは無理だと思っていた。

それが咲いていた。足は痛いので,カメラを出す元気もなく,スマホで撮影した。

左股関節付近の痛み

左股関節付近の痛みは,ひどくなるばかりだ。階段の上り下りは,右足だけでかろうじてできるが,今度は右足に負荷がかかりすぎる。エルカレーターやエレベーターをできる限り使うようにした。歩くのもつらい。左足を引きずりながら,少しずつあることしかできない。

さらに,座ったり立ったりするときに激しい痛みがある。また,座っていても,左股関節付近に体重がかかると痛む。夕方には,どのようにして座っても痛みが激しく,仕事にも集中できない。

これは普通ではないかも。そのように思って,少し早めに会社を出て,自宅近くの整形外科に行くことにした。歩くのがつらいので,まずは自宅に戻り,どこから車で病院まで。

病院は混んでいたが,思ったほどではなかった。受付で問診票を書いて,案内にしがたい診察室の前の椅子で待つ。どのくらい待ったか,よばれたので足を引きずりながら診察室へ。問診票に書いたことを聞かれたが,素直にもう一度,話をした。椅子に座ったまま,腰をチェックした後,すぐ近くにあるベッドに横になって,痛む場所を確認した。

レントゲン写真を撮ることになり,案内されたレントゲン室前の椅子で待つ。それほど待たずによばれて,レントゲン室に入る。私が痛そうに歩くので,レントゲン技師の若い男性が,「痛そうですね,どうしたのですか」と声をかけてくれた。「もう歳だから」と私。

検査台に横になり,大きなバスタオルを掛けてくれてから,ズボンを下げた。撮影場所を確認して,X線フィルムが入っていた頃と同じような黒い箱を,検査台の下に入れて撮影がはじまった。

撮影はすぐに終了。人なつっこく最初に声をかけてくれて,話しやすそうな人だったので,フィルムの箱のようなものについて聞いてみた。どうも,その中に撮像素子のようなものが入っているらしく,Wi-Fiで撮影データを検査機器に送るらしい。大きさもいろいろあるらしく,今回使ったのは大きいもので,けっこう高額だとのこと。

撮像素子を,かつてのフィルムケースのようにしているのは,おそらくいろいろな位置で撮影できるようにしてあるのだろう。

また診察室の前の椅子で待つ。今度はすぐによばれて診察室へ。もうディスプレイにレントゲン画像が映っていた。関節や骨,その周辺には異常はなく,左右の状態も違わないとのこと。水がたまっているかどうか,血液検査でわかるので,それをしておくのと,痛み止めの飲み薬,湿布薬を出してくれて,電気治療もやっていくことになった。

電気治療というものが,よくわからないが,少しでも楽になるならと,そのときは思った。また,レントゲン画像から,特に問題ないのなら,きっと股関節付近の筋肉が炎症を起こしているのだろう。痛み止めで少し楽にして,治るまで待つしかないようにも思った。

血液検査のために,検査室の前で待っていると,看護師がやってきて,膝も電気治療をすると,医師が言っていたかと聞く。そんなこと,カルテを見るか,医師に直接聞いてほしいと思ったが,膝には異常がないことを告げた。今日の私は,足の痛みから弱気になっているのか,やけにおとなしい。

血液検査は,血を採るだけだが,これが人によって,痛みの違いが大きい。今日の看護師は痛かった。針を刺すときだけでなく,ぬくときも要注意だということを知らないのか。無造作にぬくので,ひどく痛かった。血液検査の結果は1週間後くらいだという。その頃には,痛みはおさまってきているようにも思うが,おさまらないときには有効かもしれないと思うことにした。

電気治療というものをはじめてした。ズボンをはいたままでは,電極がつけられないため,タオルを腰に巻きズボンを下げた。痛む場所を聞かれたが,とっさにはこたえられなかった。痛いところの近くなら効きますからと,適当に電極をつけようとするので,ちょっと待ってもらった。ほんの一瞬のことが待てないのか。無事に痛いところに合わせて電極をセット。今後は,電圧を上げていくので,ちょうどよいところで声をかけてくださいと言う。何がちょうどよいところか,はじめての私にはわからない。そのまま伝えたら,適当に合わせてくれた。

治療機器が多数あり,それを複数の人でセットして動かしている。患者や治療機器の数に比較して,それを操る人の数が少ないのか。経営的には,人を絞っているのはわかるが,働いている人が気の毒に感じた。患者は何もわからないので,ただ治療を受けるのみ。操作している人は,時間に追われて,治療機器を操作していると言うよりも,治療機器に使われているようにも見える。

整形外科には,おそらく9歳のときにかかって以来かも。いまの整形外科の民間病院は,検査と理療が中心で,診察はあっと言う間。医師は検査機器に,理療師は治療機器に使われている印象だ。何だか悩ましい。健康保険の健全化を考えるなら,この点も検討すべきかもしれない。不要な治療が行われているような気がする。

レントゲン画像に異常がなかったことでホッとしたが,痛みはひどく,どうしたものか。

東京出張

先週に続いて,今日も東京へ。今回の出張は一人ではない。また,台風が近づくという話もあったので,別の予定を入れず,午後の予定1つだけにした。左足が痛むので,ちょうどよかった。

11時過ぎに会社を出て,まずはホームの住よしでかき揚きしめん。今日の昼食だ。

やや早めに目的地に着いた。ちょっとそこいらをぶらついた。この季節になると,木の葉もだいぶ傷んでいる。見上げると,それがちょうどよくわかったので写真におさめた。

仕事は順調に終わった。いい勉強にもなった。いっしょに来た二人は帰路の足取りは軽いが,私は左足が痛くて早く歩けない。行きは仕事前で,まだ緊張していたのか,多少はよかったが,帰り道は痛みがひどい気がする。階段は右足で一段ずつしかのぼれない。

名古屋に戻り,いっしょの二人は会社に戻ったが,私はそのまま帰ることに。

今日は女房がバイトで,ちょうど帰りが同じ時間。また,息子は仕事で遅くなるため,夕食は家では食べないことになっていた。それならと,女房に連絡をとり,途中で落ち合っていっしょに帰宅途中の店で夕食。

まずはビールとサラダ,タコの唐揚げなどのつまみ。

そのあとにとろろそば。

そこからは左足を引きずりながら歩いて帰宅。

足の痛みはますますひどくなるようだ。寝るときには,左足に座布団を当てて,股関節を一定の角度にしないと眠れない。ずっと同じ体制をしていても,今度は他の部分の調子が悪くなるようで,寝苦しくてたまらない。

左足のつけ根が痛む

今朝,出勤途中に足の痛みを意識した。左足のつけ根,股関節の外側が痛む。この間の旅行で,自然歩道をあちこち歩いたためだろう。

当日から翌日にかけて,筋肉痛があったが,あまりひどくならずホッとしていた。ところが,2日遅れで,いままでとは違ったところに痛みが出てきた。筋肉痛とは異なり,関節を痛めたのかもしれない。

帰宅時には,その痛みがひどくなり,左足を引きずるようにしないと歩けなくなった。階段をのぼるのもつらい。

寝るときには,上を向いていないと,どちらを下にしても横向きでは痛くて眠れない。いったいどうしたのだろうか。

あまり無視をせず,回復を待とうと思う。

ベンケイソウ

かつてネットで買ったベンケイソウの葉。そこから芽が出て,何代ものベンケイソウのクローンが育っている。会社にも葉っぱを持ち込んで,皆が見えるところに置いて,芽が出るところを見てもらった。そのときの芽の1つを,小さな鉢に入れて置いた。栄養が足りないのか,日光が不足しているのか,細くて小さいままである。家で大きくなったものもクローンなので,環境によってこれだけ違うのだと言うことだろう。

最近,そのベンケイソウのことを忘れてしまい,土がかなり乾いてしまっていた。数日前,土が乾いていたときの状態と,水を加えてしばらくしたときの状態を写真に撮った。


1日にはすでに茎がまっすぐだった。また,ちょうど旅行に行って休みだったため,2日も間が空いてしまったが,ほんとうは数時間で変化が見られたかもしれない。

洞川温泉2日目

洞川温泉旅行の2日目。

女房は朝6時過ぎに温泉に行った。これで3回目だ。私は,旅館について少し休んだあとに行った1回のみ。

8時少し前に,朝食の用意ができたと連絡があり,昨日の夕食と同じ部屋に移動。朝食はこんな感じ。これに味噌汁とご飯,さらに茶粥も付いてきた。そう言えば,5年前の今ごろ,奈良に行ったときにも茶粥を食べた。また,湯豆腐の土鍋に見覚えがあると思ったら,これも5年前の奈良での朝食だった。そのときのブログはこれ

油揚げとシシトウなどを網で焼いて,しょうがじょう油で食べる。旅館の朝食でははじめてだが,子どもの頃,焼いてしょう油をつけた油揚げを母がよく弁当に入れてくれた。

味噌汁にも豆腐が入っていた。名水の地だけある。

これが茶粥だと思う。

豆腐だけと思っていたら,湯葉なども入っていた。

時代を感じさせるものが飾ってある。ただ,ちょっと賑やかな印象。

その横には,電源の配線や壁の補修が,けっこう雑にしてある。このアンバランスがなんとも言えなかった。

最後のコーヒーは,連絡すると出してくれる。昨夜の夕食同様,自分たちのペースでのんびりとした朝食ができた。

旅館の中のようすを,忘れないように撮影した。「帳場」というのが印象的だった。








今日は,Nikon FNIKKOR-H Auto 85mm F1.8にモノクロフィルムでも撮影。

9時半過ぎにチェックアウト。車を旅館の駐車場にしばらく停めさせてもらい,洞川温泉の町並みと,その近辺を散策する。

まずは洞川温泉の町並み。















次に,川を渡って龍泉寺へ。












龍泉寺の裏側から,自然遊歩道に入って,長いつり橋を渡る。

つり橋を渡って,しばらく行くと展望台に出る。

自然歩道は,ちょっと歩くのが大変だった。

チョウがいた。この季節のチョウには,自然のきびしさを実感させられる。




来た道を戻る

龍泉寺の裏側にあった滝行の場所に戻った。

それからまた,温泉街をぶらぶらしながら写真を撮った。












2時間ぐらいぶらつき,そろそろお昼。バス停の前にちょうど店があったので入った。女房や鮎,私は岩魚の塩焼き,それにざるそばを食べた。塩焼きがうまいのは想像していたが,そばがまた,冷たくてこしがあり最高だった。歩き回って空腹だった,ということもあるかもしれないが。




最初は客がほとんどいなくて,やはり平日だからかと思っていたら,正午を少し回ったくらいから,次々に客が入ってきて,狭い店がほぼ満席。料理も出るのが遅れると,客にことわっていた。

腹ごしらえもすんで,このまま面不動鍾乳洞に向かうことにした。


これ以上,坂道は無理だと思ったので,迷わずモノレールに乗る。乗り場に着いたら誰もいない。インターホンがあり,それで連絡することになっているようだ。連絡しようとしたとき,後の方から「乗られますか」と声が。無事にモノレールで上に向かった。もちろん他に客はいないので,モノレールは私たち夫婦の貸し切り状態。

それにしても,急な坂を登る。もともと,その急勾配に合わせて,椅子が設置されているようで,不思議な感覚になる。

到着してから,モノレールの乗車代と鍾乳洞の入洞料を払った。鍾乳洞に入る前に,モノレールの終点地点からのながめ。温泉街とその周辺が一望できる。

鍾乳洞に入る。あまり大きな鍾乳石はない。また,色の付いた照明は好みではない。もっと自然な状態を見たいのに。





今日は天気もよく,少し汗ばむくらいだったが,鍾乳洞の中はかなり涼しかった。中から外に出ると,眼鏡が曇ってしまった。

入口と出口は同じで,これが鍾乳洞の出入り口。

こんなふうにシイタケが干してあった。のんびりしたところだ。

もう一度,上からのながめ。

帰りは歩いて降りた。ただし,それほどおもしろいものもなく,勾配の急な道をただ降りるだけだった。

バス停の近くまで戻ってきた。

少しお茶をしたい。喫茶店を探して,また温泉街を歩く。

茶店に入って一休み。

昼食の時間を含めて,もう4時間近く,このあたりをぶらついている。私たち夫婦の旅行は,最近いつも,こんな感じだ。のんびりできてよいと私は思っている。

茶店でパンの切れ端をもらった。川にいるマスに投げると,マスが食べるという。せっかくなので,すぐ近くの橋からマスに向かって投げた。あっと言う間に食べる。

それから,旅館の駐車場に向かう。

午前中に渡った長いつり橋と,その上にある展望台が見えた。

車に乗って,いよいよ洞川温泉ともお別れ。次は,天河大弁財天社(天川神社)に向かう。途中,行きに目についた,ローソンによく似た店を写真におさめた。

天河神社で撮った写真は次の通り。






明日からまた仕事なので,あまり遅くならないように帰りたい。今回の旅行はこれで帰路につくことに。

来た道をそのまま通る。途中,街中で渋滞していて,時間がかかったが,西名阪に入ってからは,国道25号,東名阪とスムーズだった。国道25号を走っているときに,ときどき激しい雨が降った。この旅行はずっと天気に恵まれて,ほんとうによかった。

午後7時少し前に御在所SAに着いた。ここで夕食。昨日の朝も同じSAだったが,下りと上りで店がまったく違っている。落ち着いて食べたかったので,レストラン「カキヤス」に入る。女房は牛めし重,私は八丁味噌ハンバーグ。味噌の入ったデミグラスソースは意外にもおいしかった。

あとはまっすく自宅まで。家に着いたのは午後8時少し過ぎだった。

今回もあまりあちこちせず,宿の周辺を散策するくらいだったが,その分,のんびりできた気がする。ちょっと,自然歩道がからだにこたえてはいるが,精神的には休まったと思う。