クロロフィルの蛍光

葉っぱからクロロフィルを抽出して,そこにライトを当てて赤色の蛍光を見たい。そのように思ってネットで調べると,消毒用エタノールで抽出する実験の紹介があった。これなら簡単だと思ってやってみた。材料は近所のスーパーマーケットで特売98円のホウレン草。

今回の実験で使ったもの。

ホウレン草の葉を適当にちぎって,すり鉢に入れる。

ごりごりすりつぶしてから,消毒用エタノールを加えて,さらにごりごりやる。

すりつぶしたものに,紫外線ライトを当てたら,赤色の蛍光が観察できた。

紫外線ライトを暗いところで葉っぱに当てれば,赤色の蛍光はそれなりに観察できるので当然かも。

すり鉢の中身を,コーヒーのペーパーフィルターでこす。


うーん,あまり取れない。面倒だ,絞ってしまえ。これが失敗のもと。

でも,紫外線ライトを当てると赤色の蛍光がよくわかる。白色ライトでは無理だった。





この液体をしらばく放置したら,緑色の沈殿物が生じて,上澄み液と二層に分かれた。抽出できたのは上澄み液の部分で,沈殿物は葉っぱの粉砕物。再度,抽出液に紫外線ライトを当ててみたが,抽出量が少ないからだろう,蛍光は観察できなかった。

ホウレン草からも水分がある程度出るので,消毒用エタノールではエタノールが薄まりすぎたのかも。無水エタノールでやればよかった。

除光液(アセトン)と抹茶を使う方法もあるらしい。除光液は100円ショップにもあるらしいが,抹茶は高くつきそう。

またいつか,再チャレンジしたい。