東京大学駒場博物館「進化の世界」

午前10時ごろののぞみで東京へ。会議は午後6時半からだが,せっかく東京に出かけるので,その前に行きたかったところに寄り道。品川で降りて,駅ナカの店で昼食。それから山手線に乗り,そこまでいっしょだったものと大崎で分かれる。彼は埼京線で池袋まで。わたしはそのまま渋谷まで。渋谷で京王井の頭線に乗り換えて東大駒場前へ。


改札を出て階段を下りるとすぐ東京大学駒場キャンパス。正門には警備の人が立っていた。この日は天気もよく非常に暑い。それほど若くない人だったが,炎天下に立ったまま。しかも,通る人に「こんにちは」と声をかけている。ほとんどの人は挨拶を返していない。でもそれに動じず「こんにちは」。これも警備の方法なのかはわからないが,なかなか大変なことだ。わたしは軽く会釈を返して,その場を通過した。
正門を通ってすぐのところに時計のある建物が。

そして,その右側に目的の東京大学駒場博物館。


ここで行われている「進化学の世界」を見学する。いろいろとじっくり眺めた。特に印象に残ったのは,「擬葉」と「クジャク」。


まずは「擬葉」から。これはアスパラガス・アスパラゴイデスという植物。葉のように見えるが,これは「葉」ではない。アスパラガスも同じように擬葉をもつらしい。


次の写真には,おそらく鱗片葉(これはほんとうの葉。たぶん左側)と擬葉(たぶん右側)が写っている。

葉ではないのに葉にそっくり。葉のような機能をもつと,葉のようになるということか。


クジャクの雄の美しい羽。

これは性淘汰の結果と言われていたが,どうも違うらしい。そのことについてのパネルがあった。ちょうど昨日,そのことの関する本を買ったところ。


最後に,コノハムシ。よくもまあ,こんな形の生き物がいるもんだ。進化とはほんとうに興味深い。


そしておまけ。東大前の空。


2時半ごろ東大をあとにして恵比寿へ。恵比寿のビル。

恵比寿でもう1つ用をすませて,会議の会場のある新宿に4時半ごろ到着。ずっと立って歩いていたのと,あまりの暑さでもうふらふら。コーヒーショップに入って,アイスコーヒーと甘いお菓子でおやつと休息。6時過ぎまで本を読む。


元気を取り戻して会議室へ。会議に参加する社員も名古屋から到着。ゲストも一人,すでに来ていた。わたしはネクタイもしめずにのんきに登場し挨拶。急いで準備を。
会議は9時過ぎまで。新宿から品川へ。そこで名古屋までの最終のひかりに乗る。名古屋には11時51分着。地下鉄も最終電車,駅からはタクシー。午前0時半過ぎに帰宅。風呂に入り寝酒。この時間に帰ると,疲れているのになかなか眠れない。