ミドリシャミセンガイ

知人からいただいた。生きている化石の例として,よくあげられる生きものである。煮物にしたり,味噌汁に入れたりして食べるらしい。日本に広く分布していたらしいが,いまは生息数も少ないという。食用として販売されているものは,有明海のもの。おそらくこれもそうなのだろう。



ミドリシャミセンガイという名と,見た通りの形状から,二枚貝のなかまと思ってしまう。でも,これは腕足類で,貝のなかまとは違う。二枚貝の2枚の殻はからだの左右に位置しているが,ミドリシャミセンガイの2枚の殻は,からだの背腹に位置しているらしい。
タッパーのふたは軽くのせるだけにしていたが,9月20日にいただいたままだった。すぐに死んでしまうと思っていたら,28日に動いていることが確認できた。29日は観察するのを忘れていた。明日また観察したい。