
- 作者: 伊藤智義
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 新書
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まったくの素人が,いろいろと調べながら,試行錯誤をくり返してやり遂げる。素人だからこその発想と言ってしまえば陳腐だ。やはり,それぞれの人の発想であり,個性であり,情熱である。
シンプルに考えた方がよい結果を生むことは,多くの人が知っている。しかし,何がそこでもっともシンプルな発想なのかを見抜くことが難しい。問題解決能力の高い人は,それを的確にやってのける。「テーブルをひけばいいじゃん」と言う発想などは,当たり前のことだが重要だと思う。
「…企業で行われる開発のほとんどは,成功することを前提に進められる。しかし,GRAPEの開発は違っていた。世界で誰も作ったことがなく,成功の保障もない。そう言うものに挑戦できる機会はそう多くはないはずだ。」
このように思って開発を進める著者たちを,うらやましく思う反面,自分にはできないだろうとも。あこがれだからこそ,読んでいて楽しめるのかもしれない。
「本当のチームワークとは何か?」で,たがいに実力を信じ合い,力を出し合うことを紹介している。半世紀も生きてきたが,いまだにこのようなものにあこがれるには,わたしが夢想家なのだからかも。