日曜日なので少し朝寝。8時30分頃に起きる。朝食をとり,部屋を掃除。女房の実家で家の中でも車いすを使いたい。床に敷くものを買おうと考えていたら,会社を開けて欲しいと連絡が入る。明日から遠方に出かける営業のもので,忘れ物をしたらしい。しかたがないので,11時ごろ家を出て,床に敷くものを買いに行く途中に会社による。
買い物をすませて12時30分ごろ帰宅。昼食の準備を手伝って1時過ぎに昼食を終える。今度はわたしの父親の病院へ。午後2時30分から6時過ぎまで病院にいる。
最初は父親の機嫌が悪い。もともとはっきりしゃべれないため何を言っているのかわからない。そのため,何をして欲しいのかつかみにくい。何をやっても怒っている。わたしも疲れてきたのであきらめてすわり,ボンヤリしていた。すると,今度はわかりやすいしゃべりで,「どうもイライラしてしかたがない。おまえにあたってしまった」と。
ときどきつじつまのあわないことを言う。また,何を言っているのかわからないことが多い。しかし,頭は結構はっきりしていることがあるようにも感じることがある。きょうのことばも,そのような印象を受ける。その後はおだやかで,ときどきしゃべるが非常に聞き取りにくい。何度も聞き返すと,疲れたと言って眠ってしまう。そんなことをくり返しながら,洗濯をしたり,ようすを見たり。眠っている間は本を読んだり。
父親はいつも手を拘束されている。病院に着くと,すぐにそれを解く。自由になると少しは落ち着くように見える。ただ,何かをしようとして,ベッドから落ちそうになったりもする。また,以前は人工肛門の袋をとったり,注射針をぬいたりもした。そのための拘束なのだろう。それにしても,痴呆の入った動く患者はすべて拘束しているようにも思う。こんなことをしていてよいものだろうか。
7時少し前に帰宅。家族そろって夕食。きょうは3食すべて,家族四人でそろってできた。夕食はホットプレートを囲んで焼肉。わたしは肉をのせるのが忙しいが,アルコールを飲みながら,子どもたちの食べるのを見て,何となく気が休まる。家族で食事をすることで心が和む。夕食後,女房は実家の父親の入浴の手伝いに出かけた。わたしは少し飲み過ぎて,リビングで眠ってしまった。
明日からはまた仕事。療養で休職していたスタッフが明日から復帰する。昨年は病気療養でスタッフ二人が休職。残されたスタッフに負担がかかり,その後遺症がいまも残っている。処理しきれないほど残された仕事の処理と,スタッフ間の調整とで,わたしは心身ともに疲れ切っている。重苦しい気持ちになりがちだが,ここは逆に気を楽にして,できるところから突破してみよう。