DELL Inspiron 1545キー入力の異常(その後)

DELL Inspiron 1545キー入力の異常に書いた通りのトラブルがあった。DELLのサポートを受けてキーボード交換までしたが,結局はドライバ(DELL Touchpad)を取り替えることで解決しているようだ。その経過について記録しておく。

DELLのサポートを受けるために,E-メールサポートを利用した。まずは10月9日に症状を伝えるメールを送った。その内容は次の通り。なお,個人情報などは削除した。

機種名: Inspiron 1545
ご使用形態: 個人
ご使用のコンピュータのOS: Windows 7 Home Premium
お問い合わせ内容の分類(Web): キーボード/マウス
お問い合わせ内容の分類: 入力装置
お問い合わせ内容:

(どのような状況か)
ときどきキー入力をできなくなる。入力していない応答をする。たとえば,「た」を入力しようとして,「T」「A」を打っても,「T」となってしまい,「A」を受け付けない。ふつうの文字を入力しているときに,「Ctrl+A」や「Ctrl+S」を入力したときのように,すべてが選択されたり,保存画面が現れたりする。以上はあくまで1例です。

(いつからか)
購入当初から発生していたが,使用頻度が増した7月ごろに異常だと感じ始めた。症状は,購入当初から変わらない可能性がある。

(何をしてからか)
購入後に増設したものはありません。

(発生頻度)
よく発生するときは,30分に5,6回。頻度が低いときでも,30分に1回くらいは発生。

(現象が発生してから確認した作業・操作手順)
1週間くらいUSB接続のキーボードを使っているが,同じ症状はまったく出ていない。

(外付け増設機器)

(内部増設機器)

(ご自身でインストールしたアプリケーション)
日本語入力はATOK2010で,常に最新の状態。

これに対して,次のような返信があった。なお,返信メールそのままではなく,その概略にした。

1.簡易放電
ACアダプタ,バッテリを取り外して電源ボタンを長押しする。

2.セーフモードでのチェック

3.常駐プログラムの一時停止
msconfigを起動して,システム構成−ユーザーアカウント制御
スタートアップタブで,すべて無効にするをクリック。

そのころは女房も頻繁にパソコンを使う用事があり,とりあえずUSBキーボードで作業をしていた。わたしも忙しくてチェックに時間がかかった。頑張ってチェックしたが,症状は改善されなかった。

改善されない状況を10月30日にメールで伝えた。また,早期の解決を依頼したら,翌日には返事がきて引き取り修理を頼むことに。11月14日に引き取り修理依頼のメールを送ったら,18日の引き取りになった。こちらの返事が遅れているだけで,DELLの対応は迅速だった。なお,今回はハードウェアの問題の解決と思い,HDDドライブをぬいての引き取り修理にした。

25日にDELLから,症状が再現しないとのメールが届いた。しかたがないので,念のためキーボードを予防交換してもらうことに。保証期間中なので無料だった。記録がないのでわからないが,それから数日でマシンが戻ってきたと思う。

HDDを元に戻してチェックすると,やはり最初の症状が出る。もう一度,常駐プログラムを一時停止。このとき気づいたのだが,CTRLキーの誤認識がなくなっていた。代わりに,文字入力カーソルがマウスカーソルの位置に急に飛ぶ症状が出てきた。このカーソルが飛ぶ症状も以前からあったと思い込んでしまい,いままで見落としていた。

Touchpad用の常駐プログラムを停止すると,CTRLキーの誤認識がなくなり,代わりにカーソルが飛ぶ症状が現れることがわかった。とりあえず,しばらくはUSBキーボードで使うことに。

1月10日,DELLのサポートサイトでドライバを調べると,インストールされているものより新しいTouchpadドライバがあった。早速それをインストールしたら,その後は症状が出ていない。

このトラブルは,結局ドライバの問題だったようだ。でも,どうしてDELLはこのことを把握していないのだろうか。DELLのサポートはこれまでおおむね満足しているが,ドライバ交換で治る症状を把握していないことは不思議でならない。

なお,1年保証をつけて購入したマシンなので1月には保証が切れる。保証を2年間延長する商品案内が来ていた。1万円だったので頼むことにした。ウェブ上でできるかと思ったら電話での注文のみ。これも不思議だが,電話して申し込んだ。いつものように電話の相手は中国人だった。発音など少しヘンなところはあるが,誤解のない日本語で仕事をこなすところはすごいと思う。