SSDに換装してWindows10になったThinkPadX201s。でも,熱暴走して落ちることが頻繁にある。ネットで調べてみると,ヒートシンクとCPUの間のグリスが固まり,放熱がうまくいかないトラブルを発見。私のThinkPadX201sもこれだろう。とりあえず,グリスをAmazonで発注。それが今日の午後に届くことに。
朝はバイトに行く女房を地下鉄の駅に送った足で出社。午後1時過ぎまで仕事をして,グリスが届く2時頃には帰宅。ThinkPadはネットに分解のマニュアルが公開されている。それにざっと目を通していたら荷物が届いた。
小さなテーブルを作業台に,MacBook Airで分解マニュアルを表示しながら,早速グリスの塗り替え開始。マニュアルはこんなふうに図解入り。
CPUとヒートシンクに到達するためには,ほぼすべてを分解する必要がある。なかなかの仕事。
まずはバッテリとSSDをはずす。
そして,裏のねじのうち,該当するものをとってキーボードをはずす。
ファンには多少のホコリが付着しているが,放熱がうまくできていないレベルとは思えない。
パームレストをはずす。
はずしたねじは,このようにだいたい同じ位置関係になるように,紙にテープでとめておく。これは以前からやっている。こうすると,ねじの種類をまちがえないし,ねじを見失うこともない。
次にWi-Fiユニットをはずす。
上部のフレーム枠は細くて折れそうなので,ちょっと緊張したが,すぐにはずれた。
スピーカーをはずす。こういうすき間から空気を吸いこむから,ホコリが付着している。
マザーボードをはずす。
これが噂の固まったグリスのようだ。かなりはみ出している。こんなぬる方でいいんだ。
あとは逆順に組み立てていく。無事に完成! 想像していたほどには難しくはなかった。
早速起動。ファイルのコピーなどをしてみたが問題なさそう。これで成功だ,と思ったら,何とまた熱暴走。
ここまでバラしてグリスを塗り直したのに,症状は改善しなかった。グリスの塗り方に問題があったのか,それとも,ヒートシンクやファンに問題があるのか。いっそのこと,これらの部品もAmazonで買えたので,交換すべきだったのか。
もう一度バラして修理する元気もなく,しばらくはこのまま使ってみることにした。