ThinkPadX30のハードディスク換装

記録しておこうと思いつつ,すでに2週間が過ぎてしまった。細かいことは気にしないで,とにかく記録しよう。ただ,写真を撮影しなかったため,文字ばかりの記録になる。残念だ。次回は,もっと写真で記録するようにしたい。

ThinkPadX30は,2003年8月に購入。8月を過ぎると5年目に突入する。今年は新しいマシンを購入するつもりだったが,さまざまな事情で断念。ならばとハードディスク換装。昨年も同じころにチャレンジして原因不明の失敗。その事情はこちらに。
日立120GB/5400回転のハードディスク(HTS541612J9AT00)を,価格.comの最安値の店で購入。商品価格\8,515に送料\520と代引き手数料\420,締めて\9,455。リカバリ領域のコピーには,昨年購入したコピーコマンダー8を使う。

1.データのバックアップ
データをUSB接続したハードディスクにバックアップ。いつも定期的にとっているので,それほど時間はかからない。このバックアップに使っているハードディスクは,昨年換装に失敗したもの。換装には失敗したが,バックアップに活躍している。

2.新しいハードディスクに,リカバリ領域などをコピー
X30にはCDドライブがついていない。また,わたしは,ポートリプリケータもCDドライブも持っていない。リカバリCDも付属せず,リカバリデータは,内蔵ディスクのあるパーディションに入っているのみ。システムのリカバリには,このリカバリ領域を新しいハードディスクにコピーする必要がある。
新しいハードディスクをUSB接続できるようにケースに入れる。このケースは以前に980円で購入したもの。それをX30に接続して,コピーコマンダー8で,X30の内蔵ディスク全体をコピーする。X30はUSB1なので,30GB以上のコピーには数時間を要する。6月2日の夜に開始して,そのまま床につく。

3.トラブル発生(起動せず)
9時間と少々かけて,コピーが終了。内蔵ディスクを新しいものと交換する。システムも含めてコピーしたはずだが,交換しただけでは起動しない。しかたがないので,Disk to Diskでのリカバリを試みる。起動時にF11キーで起動するはずのリカバリプログラムが動かない。これも予想されたことなので,事前に準備していたリカバリ修復ディスケットを使う。それでもダメ。最初の壁にぶつかった。

4.再度,リカバリ領域をコピー
もとのハードディスクに戻し,コピーコマンダー8でディスクの状態を確認すると,リカバリ領域が消えている。どうしてこうなったか不明だが,とにかく消えている。しかし,コピーコマンダー8に助けられた。消えた領域が修復可能だというメッセージが。簡単に修復できた。もう一度,新しいハードディスクを USBでつないで,リカバリ領域をコピーコマンダー8でコピーする。

5.リカバリ
コピー後に,再度ハードディスクを交換。リカバリが可能になり,指示通りにリカバリを行う。

6.Microsoft Updateの壁
SP2をあてたり,100個以上のアップデートを行った。4年間のOSの変化は相当なものであることを実感する。それが終わりかけたところで,次の壁が待っていた。Microsoft Updateで固まるのだ。
この現象は,以前から知っていた。娘のマシンでも起こり,修復をしたこともある。でも,わたしのマシンはパワー不足で,固まったまま,それを回避する手も打てない。かろうじて動く状態で,Microsoft Updateの自動更新をオフにし,Microsoftのサイトの情報をもとに,回避するためのソフトをインストールする。

7.データをコピーする
バックアップ用のハードディスクから,データをコピーする。これにも結構時間がかかった。また,いままで内蔵ディスクに入りきらなかったため,分けて保存していたデータも,まとめてコピーする。いままで撮影したすべての写真を含む,自分のデジタルデータのすべてが,X30の内蔵ディスクに収まった。すっきりしたが,こんな小さなものの中に,すべてのデータが収まってしまうことに,改めて感心する。

8.アプリケーションのインストール
さまざまなアプリケーション類をインストールする。入れ直すことで,整理することもできた。アプリケーションだけでなく,辞書データや辞典類,PerlRubyと言ったスクリプト言語TeXなどのツール類もインストールする。

これで復旧終了。その後,使いながら,入れ忘れたアプリケーション類などを追加した。ソフトはインストールも手間だが,その設定はもっと苦労した。使いやすいように,いろいろとカスタマイズしている。でも,どのようにして設定したか,ほとんどを忘れてしまっている。何だかしっくりこないと思いながら,少しずつ設定を補正している状態だ。
なお,このような実況中継的なものではなく,成功する道筋をまとめることも必要だろう。いつか気が向いたらやってみようと思う。