情熱

いまの仕事に対して,それなりに情熱を注いできた。少し覚めたことをあえて言ったりもするが,本当はかなり真剣に取り組んでいる。
わたしのスタッフにも,そのようであって欲しいと思う。仕事は奪い合ってでもやって欲しい。自分たちのチームがうまく機能するように,助け合っていって欲しい。
しかし,わたし一人が熱くなっていても,何だかさびしいものだ。自分が先頭を切って頑張っているつもりでも,振り返ると誰もいないでは悲しい。
本当は自分自身も,それほどの情熱がないのではないか。だからこそ,それらが投影されているのではないか。少し冷静に考えて,自分自身を振り返ってみる必要がある。
ところで,きょうは6日。あと1年5か月で50歳代に突入する。50歳になろうしているのに,何を悩んでいるのかとも思ってしまう。

この4月から新しい役職に就いた。そろそろとは思っていたが,予想より1,2年早かった。責任がますます重くなる。少しはしっかりしなくてはと,はりきってはみるが,まだこれから長い。息切れしないようにしなくては。
「新○○」と,やや冷やかしをこめてよばれると,あまりいい気がしない。わたしの勤めている会社では,会長,社長,副社長以外は,役職で呼び合うことはあまりない。名前で呼び合うその雰囲気が好きだ。
責任はついてまわることになるが,あまり役職を意識するのではなく,自然にその役割を果たせるようになりたいものだ。
先日,女房が赤飯を炊いて祝ってくれた。子どもたちもわたしの昇進を知ったはずだ。何だか照れくさいが,家族が祝ってくれるのはうれしい。