ストレステスト

菅総理が唐突に出したストレステスト。いろいろと波紋が。

ストレステストは,もともとの勢いはなくなり,かなり現実的な方向になっているように,私には思えた。つまり,手ぬるいと。

でも,さっき,テレビニュースを見ていたら,経団連の会長がストレステストを批判していた。できる限り原発を動かして,経済活動に支障が出ないようにと言う思いからだろう。立場上,そうなるのは想像できる。

でも,ニュースの解説者の話がわからん。政府のストレステストの内容が甘いようなことを言っている。あちこちからたたかれて菅さんの最初の勢いはない。これで安全と言えるのか。私もそう思う。

でも,ならば経団連の会長の言葉はもっと問題なのでは。そこも批判しないとおかしい。

実は,テレビも電気が必要だ。電力の安定供給がなくては成り立たない産業。本音で言えばテレビ界も,経団連会長と同じ思いかもしれない。さらに,その仲間であるので批判もできない。そこでとりえずステレオタイプな政府批判。

そんな風に見えてしまう。

私は原発に対して慎重な立場。だから言うのかもしれない。でも,今回の福島の事故を考えたら,経済のダメージは多少あっても,安全に対して十分な検討が必要なのではないか。