松阪・赤目四十八滝へ(1日目)

大型連休後半は,女房,息子と私の三人の家族旅行。今回の目的地は赤目四十八滝。大学時代に写真撮影に行ったことがある。もう37年前のことだ。

赤目四十八滝で1泊するが,2日間を滝見で過ごすわけにもいかず,1日は松阪をぶらつく予定にした。少し前の天気予報では,3日は雨,4日から回復するとのことだったので,3日に松阪,4日に赤目四十八滝の散策と考えていた。その後,天気の変化がやや早まり,4日はよい天気になりそうで,ますますこの日程でと言うことになった。

朝7時に出発の予定だったが,家を出たのは7時15分だった。息子が運転をしてくれるので,女房と私は後ろの座席でのんびり。8時少し前に大山田PAで最初の休憩。ここで朝食。女房は,はまぐりうどん,息子はカツテキ定食(朝からがっつり),私は天ぷらうどん(本当は素うどんがよかったがこれしかなかった)。



売店で安永餅を買った。このもちは,数年前に桑名に遊びに行ったときに土産に買ったもの。今回,なつかしく感じで買った。

しばらくしてひどい渋滞。パトカーが路肩を走って行ったので事故とわかった。ふつうでも渋滞するところなので,ちょっときびしい。予定より1時間近く遅れてしまった。何より,途中でトイレに行きたくなって困った。困った果てに,車を路肩に寄せてくさむらで息子と二人で立ちション。去年の四国旅行でも,渋滞でトイレに困った。今回は近場なのでそんなことはないと思ったのだが,やはり携帯トイレを準備しておくべきだった。

亀山PAで休憩してから松阪ICで降りて,11時頃に松阪市愛宕町にある小津安二郎青春館に。近くのコインパーキングに車を停めた。本日一番乗りだった。入場無料。まずは15分間のビデオを見てから,それほど広くはない館内の資料をざっと見た。小津映画は好きだが,小津監督自身にそれほど思い入れはない。

松阪城跡の近くにある市の駐車場(無料)に車を停めて,城跡の近くをあちこちした。駐車場の近くの定食屋でまずは昼食。誰も客がいないし,声をかけても出てこなかったが,ちょっと待ったらやってきた。女房と息子はそば,私はナポリタンスパゲッティ。

女房は松阪もめん手織りセンターで手織りプチ体験が予約してあり,まずはそこに。その間に私は,三井家発祥地の前を通り,旧長谷川邸の中を見学。息子もどこかに消えていった。




それから回り道をして牛銀の店の前(すごい人だった)を通り,原田二郎旧邸まで歩いて,その中に入った。


中をぶらぶらしていたら,女房からLINE通話が入り,プチ体験が終わったと。ガイドブックでは1時間くらいと書かれていたが,30分くらいだった。女房には旧長谷川邸に行って中を見学するように行って,私もそこに戻って女房が出てくるのを待った。そのとき撮った旧長谷川邸。




すぐ近くに,新しい建物が。これは個人の家なのだろうか。

女房といっしょに御城番屋敷に向かう。途中,別行動だった息子に連絡して,御城番屋敷にいることを伝え,私たちは公開していた家の中を見学した。ここは武家の役人の家。その前に見た商人の家があまりに立派なので,その差に驚く。



シンガーミシンはもちろん,武家の持ち物ではない。その後にすんでいた人のものだと思う。

石畳と家並みを見学。

ここで息子がやって来て合流。いっしょに松阪神社へ。


それから城跡へ。


その後,駐車場に戻り,午後3時15分に今日の宿である赤目四十八滝に向けて出発。ここでも息子が運転。途中に細い山道があったが,息子は難なく通過。一時期仕事で車を使っていた。そのときにだいぶ運転になれたようだ。2時間くらいかけて到着しチェックイン。

まずは温泉。露天風呂にゆっくりつかった。午後7時から夕食。地ビールを飲んでみたが,好みの味ではなかった。女房と息子は日本酒,私はいつものハイボールと,日本酒を少しもらった。伊賀牛など,料理はまあまあうまかったが,仲居さんの一人がちょっと。食べるのを急かすのだ。

最近,こういう場面によく出会う。以前は2時間くらいかけて,飲みながらゆっくり食事ができた。でも,最近は1時間かけていると遅い方になる。皆はさっさと食べて出て行く。さらに,早く食べろを言わんばかりに,次々と料理が出てきて,まだ飲んでいるのにお茶まで出てきた。飲みながらのんびりしたいものには困る。

部屋に戻ってすぐに,女房と息子は寝てしまった。私はタブレットで映画を見始めたが,気がつけば眠っていた。夜更かしはあきらめて,私も床についた。