母の三十三回忌法要

32年前の2月5日,母は53歳で亡くなった。1979年に胃がんが発見されて胃の全摘手術。長時間の手術は成功したが,1983年に大腸への転移がわかった。がんをとり除く手術は体力的に難しく,人工肛門をつける手術をすることになった。

入院して手術の準備をしていたが,体力はますます落ちていった。そして,2月4日には血圧がかなり低くなり,医師からは危篤状態だと言われた。ただ,母には意識があり,まだ会話もできていた。その日の夜は,母に言われて妹と私は家に帰り,父と兄が病院に残った。

翌日,午前10時少し前に妹と病院に行くと,ちょうど兄が正面から出てきた。直前に母が息を引き取ったとのこと。それからは通夜,葬式の手配など,さまざまの準備で追われることになり,母の死を実感する余裕すらなかった。妹を松坂屋へ連れて行き喪服を準備。店の人に事情を話すと,すぐに対応してくれた。

妹は大学受験,二次試験の直前だったので大変だったろう。その後,何とか合格できた訳なので,母はもう少し頑張れば,もう少しは安心できたのかもしれない。

そんな妹ももう50歳過ぎ。いまだ独身なので,母はどこまで頑張っても,娘の嫁入りは無理だったが,いまは妹が自分で家を建て,父の残した仏壇を引き受けている。なので,妹の家での法要。

妹の家は私の家から車で15分くらい。昼過ぎに妹の家に。兄と三人で一緒に昼食。本当は女房と二人で行くはずだったのだが,嫁に行った娘がインフルエンザでSOS。女房は昼をはさんで娘の家に手伝いに行っていた。午後2時過ぎに娘の家から妹の家の近くの地下鉄駅まで戻ってきた。私が迎えに行って合流。

四人で妹の犬と遊びながら,法要の始まる午後4時まで過ごす。5分前に住職が,すぐに準備して4時から始まる。40分くらいのお経。不謹慎にも,私は途中で少し居眠り。お経を聞くと,いつも眠ってしまう。

最後に,妹の家の犬の写真。







5時頃に帰宅。女房は,明日,今月から再開している図書館のバイトの日。娘の世話やらあった上に,明日は朝から仕事なので,今夜は外食にした。女房が洗濯をたたみ終わった頃に,息子と三人で近所の店に夕食を食べに。

帰宅後風呂に入り,9時には布団に入り,10時頃にはテレビをつけたまま眠ってしまった。