飛騨古川への小旅行:2日目は古川散策

混雑を避けて,ちょっと遅めで8時半から朝食。昨夜と同じで,囲炉裏のある小部屋での食事。朝食も個室なはうれしい。


9時半にホテルを出た。もうほかの客はほとんどチェックアウトしているようだった。

パンフレットに書いてあった無料駐車場は,予想していた通り,飛騨市役所の駐車場だった。そこに車を停めて,まずは飛騨市図書館に入った。広くてゆったりとした印象。市役所と連絡していて,2階は教育委員会ともつながっているようだ。メディア編集室という部屋があり,PCやビデオデッキ,大型プリンタなどが置いてあった。教室のような情報発信室という部屋もあった。



私の場合はどうしても科学の専門書を見てしまう。名古屋市中央図書館にはあるような大学の初級のテキスト類もなく,ちょっと残念だった。設置の目的はそこではないのだろうが。

車を駐車場に停めたまま,飛騨古川まつり会館へ行った。

中のようすはこんな感じ。

かなり広いところに大きな山車が展示してある。高精細の映像もあちこちで流れていた。また,上映室もあってそこで古川まつりの映像を見た。

これだけの経費をかけて,これだけのものをつくって,ずっと維持できるのだろうか。以前,愛知県の東栄町にある花祭り会館というところに行った。そこも立派なものだったが,ほとんど人はいなかったし,何を目的にできているのか,よくわからなかった。ここも,何を目的にしているのか。いまはブームで人が集まるが,祭が観光になるとは,私には思えない。

最後に,まつり会館のそとのようす。

太鼓がたたけるところがあった。一人100円。女房を私,それぞれにやってみた。


まつり会館周辺のようす。今日も天気がいい。


それから,飛騨の匠文化館に入った。こちらの方が好みだからか,まつり会館よりもちょっと規模が小さいからか,有意義に感じた。展示物も小さいため,かなりいろいろなものがあった。








外のようすは次の通り。

いよいよ古川ならではのながめ。水の流れとコイ。



そして円光寺。


また古川らしいながめ。





本光寺にも立ち寄った。


さっき歩いた道の表側を歩いた。


昨夜,ホテルで夕食のときに飲んだ酒の酒蔵を発見。ここで土産に日本酒を買った。

この地で有名な日本酒,蓬莱もあった。

ちょっとお腹がすいてきたので,名物のコロッケを買って食べた。


立派なイチョウの木があった。

飛騨古川さくら物産館に向かって歩き出した。

ガラス美術館 駒 というところがあった。

入館料300円で中に入る。狭い部屋にガラス製品がたくさん展示してあった。奥にも展示室があるのかと思ったが,その部屋だけだったので,最初ちょっとがっかりした。でも,出してくれたお茶を飲みながら,主人の話を聞いて興味がわいてきた。十分に満足して美術館を出た。

飛騨古川さくら物産館はここ。

私はあまり興味なく,女房が見ている間,日当たりのよいところで一休み。

次にすぐ近くの真宗寺。

寺の隣を流れる荒城川沿いに出てみた。


古川の町の軒下には,雲形の彫刻があり,この模様が大工によって違う,という話を,飛騨の匠文化館の人から聞いた。歩いている途中にも,そのいろいろな模様を見ることができた。そして,工務店の店先には,その工務店の模様がわかるようになっていた。

また,もとの場所にもどってきた。最後にもう一度,古川らしい風景。



ハロウィーンだからか,こんな人もいた。撮影OKということだったのでパチリ。

今日もいい天気だった。

土産物屋で土産を買う。昼食にコロッケを食べただけだったので腹が減った。女房は胃腸の具合がイマイチで,食べる気がしないらしく,私一人で五平餅を食べた。

昨日通れなかった飛騨せせらぎ街道を走って帰ろう。駐車場に戻って出発したが,方向を間違えて駅の方に来てしまった。せっかくなので駅に行ってみよう。駅の北側には大きな無料駐車場があり,そこに停めて跨線橋まで歩いた。

跨線橋の入口。

跨線橋の上から駅をながめた。映画「君の名は。」のファンなのか,カメラを構えている人がいた。「聖地巡礼」という思いは私にはないが,写真を撮ってみた。

最後に,駐車場から駅のホームを。

いよいよ古川ともお別れ。午後3時35分に出発して,今度こそ,飛騨せせらぎ街道に向かう。陽がかげってきたが,紅葉のきれいなところがちらほらわかる。途中,駐車場のあるところで車を停めて写真を撮った。





ここで体が冷えたのか,トイレに行きたくなった。でも,この駐車場にはない。先に進むことに。女房がGoogleマップで調べてくれるが,あるはずの店はすでに閉まっていた。もともとやっていなかったのかも。人がそれなりにいそうな施設があった。通過してしまったが,Uターンして戻り駐車場に車を停めて,トイレと思われた建物まで行ったが違う。しかたないので,さらに少し走って細い道に入り立ちション。

ホッとして少し車を走らせたら,道の駅がありトイレもあった。女房がお腹がすいたようなので,何か食べるものを買おうと思ったが,もう閉店時間で何も残っていなかった。女房もトイレに寄って帰路につく。

せせらぎ街道は,季節によってきれいな景色の道だと思うが,途中に休むところがよくわからず,特に,トイレには困りそうだと思った。

午後6時20分に関サービスエリアで夕食。女房はそばと茶碗蒸し,私はそばと茶碗蒸しと天ぷらのセット。女房は,単品そば650円にセットの茶碗蒸し150円で合計800円。私のセットは,それに天ぷらが付いているだけ。それで1380円なので,うまくもないてんぷらが580円もすることになる。多くはセットを注文するので,商売上手な価格設定と言える。

7時5分に関サービスエリアを出て,途中で一度,トイレ休憩をして8時5分に無事帰宅。渋滞のアナウンスがあったが,実際には渋滞にはあわなかった。

小旅行も無事に済んだ。のんびりと楽しめたし,写真もたくさん撮れて満足した。