万年筆で描く

安価な万年筆を何本か持っている。200,300円ほどのものもあれば,2000,3000円ほどのものもある。万年筆で何かを書くことはほとんどないのに,まったく無意味なことだ。特に,200〜300円の商品は,まだ未開封のものまであるし,カートリッジも予備がいくつかある。それなのに1000円程度のものを2本買ってしまった。パイロットとセイラーで,同じクラスのものを比較してみたかったということもあるが,用途は考えていなかった。

これらの万年筆の活用法として,しばらく前からはじめたのがスケッチ。ものを見て,それを線で描く。対象はカメラや文房具などの人工物。植物などの自然物は形が複雑だが,人工物はまだ形が単純で描きやすい。

こんな感じで,自分の見たままを線で描く。と言っても,思い通りにはいかず,直線は曲がるは,曲線は歪になるはで,見たままとは異なる。

このような下手くそな絵だが,描いているときは楽しい。また,描くことに集中するため,日頃のことを忘れることもできる。ときどき思い出したかのように,しばらくは続けようと思う。