ゴールデンウィークに桑名に行った。そのとき知った古典折り紙。一枚の紙から,数羽の鶴を折る「千羽鶴折形」。桑名市無形文化財になっているらしい。
桑名市博物館で折り紙体験をして,大塚由良美著で桑名の千羽鶴を広める会発行の「新装版桑名の千羽鶴」を買った。この本を参考に,今日,3種類を折ってみた。
この本には和紙を使わないといけないと書かれている。繊維が絡まっていて切れにくいから。でも,丈夫な和紙は高価なので,手軽に折るにはちょっと。
そこで,ふつうの折り紙を使い,つながっているところに,スコッチのポリエステルテープを貼って補強した。結構,力を加えながら折っていったが,つながっているわずかな部分が切れることもなかった。ただ,テープを貼ってあるため,その部分はやや折りにくい。
1つを例に手順を示すと次の通り。
まずは,わずかにつながる部分にスコッチのポリエステルテープを貼って補強する。試してはいないが,セロファンテープは裂けやすいので適さないと思い,ポリエステルテープにした。
切れ目を入れる。中央部分がつながっているところ。
一つ目の鶴を折ったところ。つながっている中央に向けて,まずは三角に折り,鶴を折っていくと,ちょうどつながっている部分がくちばしになる。
二つ,三つ,四つと折っていく。机の上でおさえると,つながっているところに力が加わるので,手に持ったまま折るのがコツのよう。