フィルムスキャナーKFS-500:画素数の不思議

フィルムスキャナーKFS-500の実験では,できるだけ高く良質な設定でと思って,次の設定で取り込んできた。
JPEG:最高画質,DPI:3600dpi

本来ならJPEGではなくTIFFだろうが,JPEG圧縮でも最高画質にすればまあいいだろうと思ってこうした。ただ,DPI(解像度)が3600dpiというのは,異常に高いように思う。取り込んだ画像は5184pixel×3456pixelもあり,そのため,写真1つのファイルが15MBにもなっている。

あれ,ヘンだ。このスキャナーは500万画素のCMOSで取り込むはず。上記の縦横のピクセル数をかけ合わせると1790万画素になり,このCMOSの画素数を超えている。

なお,設定は,1800dpiと3600dpiのどちらかが選択できる。解像度が半分になれば,縦横それぞれが半分になるため総画素数は4分の1,約450万画素になり,CMOSの画素数に見合った値だ。こちらの方が理屈に合った解像度。いったい3600dpiはどうやって実現しているのだろうか。

今日は忙しくてできないが,次回はこの2種類で取り込んで,仕上がりを比較できる素材を準備しようと思う。