データをUSBメモリに?

会社ではMac,自宅ではThinkPad,移動中などはVAIO Pと3台のパソコンを使い分けている。でも,データがそれぞれのマシンにバラバラに存在していると,あるマシンで別のデータを扱いたい場合に困る。

これを何とかしようとZumoDriveなどを考えてみたが,同期に時間がかかり実用的ではない。また,ネットにつながっていない場合に使えない。他のネットワークストレージは試していないが,同期速度などについては同等だろう。

USBメモリもデータ共有領域の候補であるが,これはセキュリティ上の問題が残る。世間的には,紛失したら情報漏洩になってしまう。いまもUSBメモリを使っているが,TrueCryptを使って暗号化している。

ただし,Macとも共有しているため,FATでフォーマットしてあり,4GB以上のファイルが扱えない。しかたがないので,私用と仕事用の2つのボリュームに分けてある。

この暗号化されたボリュームをメインのデータ領域とすれば問題はないのだが,毎回複数のボリュームをマウントするのは面倒だ。それに暗号化ボリュームにトラブルがあると,データすべてを失う可能性がある。

それぞれのマシンにバックアップをとっておくことはできるので,このトラブルもそれほど心配することでもないかもしれない。ただ,ここまでして守るべきデータかどうか疑問にも感じてきた。

本当に守るべきデータのみ,暗号化ボリュームにして,その他はそのままUSBメモリに入れて運用するのが,最も簡単で便利とも思えてきた。最小限のセキュリティも保つことができる。

普段使っているデータ領域は,合計で8GBまでに絞ることができそうだ。ならば,8GBのUSBメモリが1つあれば,これを刺して運用することでうまくいかないものか。

【追記】この方向で整理してみたが,USBメモリを刺したまま,自宅や会社に忘れたらどうなるのかと不安になった。やはりいままでのように,それぞれのマシンのデータを分けて,そのバックアップをUSBメモリにとる形に戻した。まったく時間の無駄だった。何をやっているんだか。