
- 作者: 上野 玲
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/09/01
- メディア: 新書
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うつ歴12年のジャーナリスト。自身の経験も含め,ジャーナリストと言うからには,さまざまな取材による事例があると思って読みはじめたが,まったくの期待はずれだった。
取材はそれほど多くなく,特に後半は,著者自身の考えをまとめただけという印象。わたしが欲しい「うつ」についての情報はほとんどなく,根拠のない意見の羅列。「うつ」についての情報を提供する本ではないと感じた。
最終章は,著者が言う通り,わたしには個人的な恨みにしか思えない。確かに腹立たしいことで,憂うべきことだが,この本で読みたいことではない。わたしだって,著者に恨みをいいたいくらいだ。よく内容を確かめずに買ったわたしが悪いのだろうが。