シリコンとシリコーン

シリコンsiliconと言えばふつうはケイ素。半導体の代名詞になっている。シリコーンsiliconeは,ケイ素と酸素が結合したシロキサン結合をもつ高分子化合物の総称。だから,シリコン樹脂ではなくシリコーン樹脂だと思っていた。

でも,iPhone用のケースを探していたら,多くはシリコンという表記。シリコーン樹脂のことを,一般にはシリコンとよぶらしい。確かに,シリコーン樹脂はケイ素樹脂ともいうわけだから,シリコン樹脂となるのもわかるような気がする。

シリコンと言った場合,半導体をさしたり,樹脂をさしたりと,その場の状況に応じて判断が必要になる。ことばはむずかしい。まあ,持ち運ぶことができる小型の電話機を携帯と読んでしまう日本語の柔軟さから言えば,どうってことないのかもしれないが。

なお,わたしは,パソコンや本をいつも携帯している。もちろん,現金やカード類,病院の診察券なども持ち運んでいる。そして,ついこの間まで,持ち運んでいた電話機はPHSだったので,携帯は携帯していなかった。(^^ゞ