GFP(緑色蛍光タンパク質)を導入した大腸菌

大腸菌へのGFP導入などを行う実験キットがある。それでつくった大腸菌を見せてもらった。実験テーブルの上に置いたものを,手持ちで撮影したため,あまりきれいではないが,緑色がGFPの蛍光。デジカメは紫外線にも反応するからか,赤紫色の光も写っている。


GFPは,昨年のノーベル化学賞で,一般にも知られるようになった。その道の研究者にとってはめずらしいものではないのだろうが,ふつうはあまり目に触れるものではない。

日本人である下村脩が精製・分離し,その後,分子生物学の世界で,「光る目印」として活用されるようになった。遺伝子を導入させたチャルフィー,構造を変えて他の色を出すようにしたチェンの3人が,ノーベル化学賞に輝いた。