プラスチックをどう捨てるか

プラスチックと言われる物質を捨てるのは,ここ名古屋ではなかなかむずかしい。容器包装の「プラ」マークがついているものは資源ゴミ(プラスチック)になる。この1月からは,化学繊維,合成皮革,ゴム製品は,不燃ゴミから可燃ゴミに変更になった。これら以外のプラスチックは不燃ゴミになる。

同じポリエチレン製の物質でも,容器包装で「プラ」のマークがついているものは資源ゴミ(プラスチック),繊維製品は可燃ゴミ,これら以外は不燃ゴミになる。同じ化学物質であるのに,なぜこのように処理のしかたが違うのだろうか。理屈で考えれば,そのような疑問が生じる。

このようにわかりづらいため,きちんと分別するのは至難の業。わが家は,複数のゴミ箱がセットできるものを準備し,それぞれに分けて入れるようにしている。でも,つい間違えることも。会社でも,箱を分けて注意書きまでつけているが,いつも別物が混じっている。名古屋市以外から通勤している人もいるので,なかなかわからないのだろう。

素材で分けるのならまだわかるが,なぜこんなにも,理屈の通らない分別になっているのだろうか。おそらく,ゴミ処理の費用をどこが負担するかの違いなのだろう。また,資源ゴミとよばれるものは,ふつうのゴミとしてはカウントしないとすれば,名古屋市としてはゴミを減量したことになる。

科学的ではないいまの分別では,きちんと分けようとしても,なかなか無理があるのではないか。