華厳の滝,中禅寺湖

朝6時5分ごろに家を出る。6時10分,始発のバスで最寄りの地下鉄駅まで。そこから地下鉄に乗り,6時45分くらいには名古屋駅に。昼食が入手できるかわからないので,ここでおにぎりを買う。中禅寺湖の近くの展望台で食べる予定。
7時9分ののぞみで東京まで。こののぞみはN700系。わたしはコンセントのある席でパソコンを起動。MacBookProの設定についてまとめたりする。東京から日暮里経由で北千住までJRで行き,そこからは東武特急に乗る。

これがわたしたちが乗る特急スペーシアけごん7号。浅草から北千住まで10数分のはずなのに,北千住着でもう3分遅れに。東武鉄道はいつもこんなものなのか?

「列車は回送となっていますが,特急スペーシアけごん7号です」というアナウンス。これが遅れた理由なのか。何だか笑える。

車内は快適。おやつを食べながら,外を眺めてのんびり。でも,天気が悪そうなのが不安。わたしはまたパソコンを取り出して,この休みの記録をする。電源はないが,新幹線で消費していないため,バッテリで十分に使えそう。

およそ3分遅れで東武日光には11時22分着。中禅寺湖まで行く予定なので,急いでコインロッカーに荷物をあずけてバスのりばへ。何とか予定していた11時30分のバスに乗る。バスの中はほぼ満員。補助席を使うくらいだった。第二いろは坂をのぼって行くと霧が出てきた。さらにのぼって行くと,まわりの景色はほとんど見えないくらいの霧になった。

展望台の近く,明智平の駐車場のようす。

これでは展望台へ行っても意味がない。展望台はあきらめて,中禅寺湖温泉まで行ってバスを降りる。

ここから歩いて華厳の滝に向かう。滝に近づくと,音が聞こえてきた。音の方に向かうと,霧の中にかろうじて滝が見える。



うーん,やはり霧が濃くてイマイチだ。

おなかがすいてきたので,ここで昼食にする。店があり,食べるものもいろいろある。でも,ゆばコロッケだけにして,名古屋で買ったおにぎりを食べる。これがゆばコロッケ。おいしいコロッケだが,ゆばは舌では確認ができなかった。見れば確かにゆばらしいものは入っている。

岩を掘ったエレベータで100m下がり,下から華厳の滝を見ることができるようになっている。そこからなら少しは滝もよく見えるようなので,行ってみることに。ふつうのエレベータだが一人往復530円。天気さえよければ,この金額も気にならないのだが。
エレベータを降りて通路を少し歩く。ここの気温は地上と10℃ほど違い,今日のような天気だと寒い。そこを抜けると滝が見えた。


雨なのか,滝のしぶきなのか,眺めていると水が飛んでくる。顔はぬれるし,カメラもぬれる。写真は,霧でぼんやりしているのか,レンズに水滴がついてぼんやりしているのかわからない。ときどき水滴をぬぐいながら撮影する。

ここは動画がかかせない。動きと音があれば,この雰囲気はもっと伝わるだろう。
http://park2.wakwak.com/~gzutetsu/album/20080805/R0018876.flv

華厳の滝の反対側にも滝がある。そのようす。

来た道を帰り,エレベータに乗り地上に戻る。もう一度,上から華厳の滝を眺めてから,中禅寺湖へ向かう。中禅寺湖とは逆の方向はこんなにも霧が出ている。

中禅寺湖近くは霧はなく,雨もあがってきた。



でも,華厳の滝の方は霧。また,山も霧。ときどき晴れ間がのぞく程度。雨が降らないだけよかった。よく見かけた甲虫。交尾しているのもよく見かけた。繁殖期なのか。

白鳥の形をした足こぎボートに乗ることに。女房とわたし,娘と息子で1艘ずつ。わたしは気が進まなかったが,乗ってみるとなかなか楽しい。



遊覧船が近づいてくるのではないかと少し不安になったが,幸い遠くを走っていった。

この足こぎボートはけっこう古く,沈むのではないかと心配したが,何とか浮かんでいる。白鳥の首のねじもゆるんでいるのでは?

遠くに行くと帰りが大変だと言われていたのに,けっきょくその通りになった。女房と二人で必死にこいで,5分遅れで岸に着いた。

湖の上は風が吹くと涼しかったが,ときどき日も差していたし,必死にこいでいたため,汗をかいてしまった。冷たいものが欲しくなり,近くの店でケーキセット。甘いショコラと冷たくて苦いアイスコーヒーで疲れをいやす。

これを食べた店はこんなところ。

それから,湖沿いを少し歩く。








この虫もよく見かけた。ちょっと気色が悪いが。

去年の岩手でもよく見かけたアカツメクサ。今年もよく咲いていた。


こんなところにも植物が。オオバコだ。

最後に,日帰り温泉に入る予定をしていたホテルに向かう。途中に変わった車が。除雪車らしい。

このホテルで温泉に入る。

ここに泊まればよいのだが,家族4人で泊まったら,今回の旅行は予算オーバーになってしまう。特別よい風呂というわけではないが,きれいで気持ちがいい。湯上がりの麦茶は格別だった。

フロントでバス停までの道を聞いたら,親切に教えてくれたばかりか,ホテルの車の都合さえつけばバス停まで送りますと。ただ,あいにく車は予定があり無理だった。申し訳なさそうにしていたが,歩いても10分程度。礼を言ってホテルを出る。

ホテルからバス停まで向かう途中の景色。

こんなふうに景色を眺めながら歩く方がよいかも。息子も森林浴はいいと,気持ちよさそうに歩いている。

すぐにバス停に着き,発車待ちでとまっていたバスに乗る。そこから山道を下って東武日光駅まで。日光から中禅寺湖までの道は,行きは第二いろは坂,帰りは第一いろは坂。下りだからか,行きの第二いろは坂よりも激しいヘアピンカーブのように感じた。

ただ,そう思ったのも一瞬で,すぐに眠ってしまった。気づくと激しい雨。もう山道ではなく,町中を走っている。道路の端は,激しく水が流れている。バス停に止まったときのようすを動画で。

http://park2.wakwak.com/~gzutetsu/album/20080805/R0018882.flv

東武日光駅に着いたころは,激しさは少し弱まったが,ひどい雨には変わりはない。急いで駅の建物に向かっていたとき,「ドカーン」と雷が落ちる音。とりあえず,コインロッカーから荷物を出す。多少は落ち着いた降りになったように思えたので,急いでホテルに向かう。歩いて5分程度のところだから,それほどぬれることなく,ホテルにたどり着いた。

問題は夕食。ホテルから歩いて5,6分くらいの店に行く予定だ。ホテルでは食事はできないので,また家族4人で外へ出る。相変わらず雨は降っているが,傘をさしていたら,何とか歩けた。女房と娘とわたしは,串焼き10本セットをたのんで生ビール。息子だけは未成年なので,ステーキとご飯。

大盛りのサラダも注文して,皆で楽しく夕食。串焼きは何本か追加。うれしいことに,シイタケには柄もついていた。わが家では焼き肉のときの定番メニュー。

アルコールもおかわりを。わたしはウイスキーの水割り,女房と娘は地元の日光ビール。

息子もソフトドリンクをおかわり。

ワイワイ食べて酔っぱらい(息子だけはしらふだが),ホテルの戻ると皆ダウン。旅行初日はこれで終わり。